***☆For My Dearest☆***



***☆For My Dearest☆***

男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

MAIL

HOME

BBS
BACK INDEX NEXT

2002年10月07日(月)君に捧げる思い。

今日はナイター。あたしは講義の延長で遅刻。
まったく。なんで時間通りに終わってくれんかなぁ。
あたしには講義よりもずっとずっと大事なものがあるのに。
とりあえず。あたしはグランドまで原チャをぶっ飛ばした。

そのうちに。夕焼けが沈んで辺りは暗くなってきた。
もう秋も本番。あっという間に冬が来るんやろうな。
ちょっと前までは。夏まっさかりやったのに。

Tシャツの袖なんて肩までめくりあげて練習してたのに。
今じゃなんとか半袖でがんばるのが精一杯。
夏休みなんて4時間練習で3リットル近く水分取ってたのに。
今じゃ1リットルのペットボトルのお茶だって飲みきれない。
体を動かすのにはベストな季節かもしれないけど。
なーんか。なーんか。物悲しくてやだなぁ。

あたしは。冬よりも断然夏が好き。
寒くて縮こまってるよりも。汗かいてでも動いてたい。
それにそれに。寒くなるとバイクに乗るのが辛いし(涙)。

そうるは。どんなに寒くてもバイクに乗る。
あたしが止めなきゃ雨の日でも余裕で乗るくらいやし。
そうるの後ろで。そうるの背中を抱き締めて。同じ風を切るのは幸せやけど。
寒いのは実は辛いんよねぇ。涙がちょちょぎれるもん(苦笑)。


グランドに着いて。そうるを見つけて。ひと安心。
昨日もおとといも会ったのに。会いたくて仕方なかった自分に苦笑い。
そして飽きもせずに。そうるのプレーを目で追ってる自分に苦笑い。
愛しい人は。今日もやっぱりかっちょよくて。
あたしの心をメロメロにしてくれた(苦笑)。

練習が終わって。みんなでだらだらしゃべってたとき。
「えー?二輪の免許取るんー?」って声が聞こえてきて。
その輪の中には。サークルの友達の1人がいた。

彼女はまひろ。あたしの大好きな友達。

まひろのことは。いつかちゃんと書きたいと思ってた。
あたしにとって。そうるにとって。最高の友達。
あたしとそうるの関係を。知ってるのか知らないのか。
まひろは何も言わない。だからあたしたちも何も言わない。
人は人。自分は自分。まひろには独特の世界観がある。
干渉しない。押し付けない。だから誰からも好かれてる。
実際に。誰かがまひろのことを悪く言ってるのをあたしは聞いたことがない。

容姿は中性的で。短い黒髪がよく似合ってる。
絶対にスカートは履かなくて。常にパンツルック。
(しかもまひろは恐ろしいほどに美脚。ジーパン似合いすぎ。)
「自然体」って言葉は。そうるよりも。むしろまひろに似合うような気もする。


・・・なーんか。気づけばあたし。
そうるのことをほったらかしてまひろを絶賛してしまいましたが(照)。
これって浮気疑惑浮上もんかな。ははは。ご心配なく。
あたしはそんな器用なことはできんはず(笑)。

話を戻して。そのまひろが。バイクの免許を取ることになって。
まひろは内緒にしとくつもりやったらしいけど。そうるがバラしてた(苦笑)。
「中古のバイクっていくらぐらいすんのかなぁ。」とか。
まひろがそうるにちらっと尋ねたらしくて。
あたしはその話をそうるから聞いてたから知ってたけど。
みんなは知らんかったらしくて。びっくりしてた。

「えー。またあんたバイク似合いそうやなー。」とか。
「確かに。キャプといい勝負なんちゃうー?」とか。
まひろは大騒ぎされてた。そうるもそんな輪に加わって。
「早く一緒に乗ろうやー。どっか遠出しようやー。」って嬉しそうに言ってた。
あたしはそれを見て。・・・少なからず嫉妬した(苦笑)。

ええなぁ。まひろ。そうるとツーリングとか。
あたしはいつだって後ろに乗るだけ。幸せやけど。乗るだけ。
そうるだって。もしかしたら。ただ後ろにあたしを乗せるより。
まひろと一緒に走る方がおもしろかったりするんやろうか。
きぃー。なにさなにさ。そんなんあたしはおもしろくないしー(涙)。


みんながだんだん帰っていって。そうるとまひろとあたしの3人が残る。
「バイクもっかい見せてー。」って言うまひろと一緒に。3人で駐輪場に行った。
「へぇー。やっぱええなぁ。」とか言いながらそうるのバイクを触るまひろ。
あたしはそんなまひろにくっついて言った。
「早く免許とってーや。んであたしを乗せてーや。」って。
そうるはそれを聞いて。負けじとまひろに話しかける。
「早く免許とってーや。んでうちとツーリング行こうやー。」って。

「いやや!あたしを乗せるのが先やもん!」
「何言ってんねん!うちとツーリング行くのが先やし!」
そんな感じの。どうしようもない、情けない、子どもみたいなあたしとそうるを見て。
「どっちもイヤー。うちは普通にひとりで乗るしー。」って笑うまひろ。
なーんか。そんなやり取りがおもしろかった。


ねぇそうる。そうるはあたしが。まひろのこと好きなの知ってるやんね。
あたしもそうるが。まひろのこと好きなの知ってるんよ。
だから。2人して。わざとお互いにヤキモチ焼かせるために。
後ろに乗せてもらうだとか。一緒にどっか行こうだとか。
何を意地になって。何を子どもっぽく。一歩も譲らんかったりしてさ。
巻き込まれたまひろも。ほんまにいい迷惑(苦笑)。

ねぇそうる。でもでも。あんたに分かっててほしいことがひとつ。
あたしがまひろに後ろに乗せてほしいって思うのは。ほんまにほんまのこと。
でもさ。同じ後ろに乗せてもらうのでも。そうるとまひろじゃ違うんよ。
そうるのこともまひろのことも「好き」やけど。その「好き」は全然違うもんなんよ。

あんたに向けられるあたしの「好き」は。あんたにだけ向けられるもの。
あたしには「好き」な人はいっぱいいっぱいいるけど。
他の誰にも。あんたに向けるような「好き」は向けてない。
そのこと。ちゃんと気づいてるんやろうか。
こんなにも手に負えない「好き」を捧げるのはあんたにだけ。
そのこと。ちゃんと分かってるんやろうか。

そうる。ちゃんと自覚しといてね。
あんたがあたしのスペシャルやってこと。





↑押したら変わる投票ボタンです☆

Myエンピツに追加♪





MAIL

HOME

BBS
BACK INDEX NEXT



↑よかったらぽちっと押してください☆

♪Myエンピツに追加♪


written by さあや

Design by shie*Delicate Erotic

thanks for HTML→HP WAZA !
thanks for Material→NOION
thanks for MIDI→HAPPYDAY