***☆For My Dearest☆***



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男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2002年10月02日(水)愛されるだけじゃ足りない。

落とし穴の予感があった。
だいたいここんとこ数日。あたしは幸せすぎた。
あまりにも幸せで。怖いくらいやった。

前にも書いたけど。あたしは。
幸せで幸せでしょーがない日が続くと。
いったいこの幸せはいつまでちゃんと続くんやろうって思って。
まだ来るかどうかさえ分からないその「幸せが途切れる日」を思って。
勝手に怖がってしまう損な性格をしてる。
そして実際に。怖くなってくると。
不思議なもので。幸せはぷつんと途切れる。
予感って意外と当たるもんやとあたしは思ってる。

そして今日。やっぱりそんな嫌な予感が的中した。

幸せな気持ちからまっさかさま。
原因は。今回は彼の存在じゃなくて。
サークル関係のことで。


試合が近くて。今日オーダー発表があった。
あたしには。なかなか厳しいオーダーやった。
今7人で4つのポジションを回してる。
7人のうち、そうるとあたしを含む3回生は5人。あと2人は2回生。
今回の試合に関して。あたしは上回生の中で最悪な扱いやった。

他のメンバーとの人数の関係もあって。
この2人の2回生のうち1人はベンチアウトになった。
そして残り6人。ポジションは4つ。・・・あたしを除く3回生4人がメインをとって。
あたしは。そのうち2人の交代要員。2回生の1人は3回生の1人の交代要員。
そして。そうるはフル出場。そんなオーダーやった。

分かりにくい話でゴメンナサイ。とりあえずあたしは。
3回生にもかかわらず。交代要員扱いされたってことです。

あたしはやっぱりショックで。
オーダーを聞いてからずっと何も話せなかった。
最近いっぱいプレーでミスしてたからやろうか。
確かに自分でも分かるような気もする。でも。でも。どうして。
頭の中をぐるぐると考えが回る。いろいろ考えすぎて気分が悪かった。

またちょっと分かりにくい説明をすると。
あたしたちのスポーツには12のポジションがあって。
そのうち1人はゴールキーパー。つまり。フィールドには11のポジションがある。
このうち。5つを仕切ってるのが1人。2つを仕切ってるのが1人。
そして。4つを仕切ってるのがそうる。だいたいそんな感じ。

だから。あたしを交代要員に決めたのは。たぶん間違いなくそうる。
その事実が何よりあたしを苦しめた。

試合に出る時間がすべてじゃない。
与えられた時間にちゃんと責任を果たしていいプレーをする。それが大事。
分かってる。ちゃんと分かってる。

でも。あたしは悔しくて悔しくて。後から死ぬほど泣いた。

サークルにおいて。そうるにとってあたしが。
その程度しか信頼されてない事実が悔しかった。
悔しいなんて言葉じゃ。今のあたしの気持ちを説明するのには全然足りない。
自分へのどうしようもない苛立ち。そして悲しみ。
もう感情のバランスがぐちゃぐちゃで。どうしたらいいのか分からない。

愛されることは幸せ。でも。愛されるだけじゃ足りなかった。
あたしは。そうるにちゃんと認められる存在になりたかった。
そうるが1番大好きなことにおいて。確実に必要とされたかった。
でも3年かけても。それは得られなかった。

そうるは。いつもはいろんなことが見えてるけど。
あたしのいろんな気持ちに気づいてくれるけど。
きっと。あたしがこんなにも悔しいと思ってることは知らない。
きっと。あたしがあんなにも泣いたなんて想像もしてない。
サークルのことになると。そうるはあたしを忘れるから。

今日オーダー発表の後で。あたしは自分が交代要員やって分かった。
でもあたしが落ち込んだら。きっとそうるもみんなも嫌な気分になると思って。
泣きたいのを必死で堪えて。そうるにも笑った。
「もぉー。うちのオーダーややこしいやん。」って言った。
(スタメンじゃないからいろんな時間帯にいろんなとこを回されるので。)
そうるは笑って。あたしの肩をポンポンって叩いて言った。
「ごめんごめん。分かりにくいよなー。分かるかー?」って。

あたしは。その手が憎らしかった。
自分から笑いかけといて。ほんま勝手やけど。
何も知らないで笑ってるそうるが。許せなかった。
大好きなポンポンも。そんな状況でされたら。屈辱的やった。
そうるのことを。睨み付けたいと。殴り飛ばしたいと。
そう思ってしまった。・・・もちろん何も出来なかったけど。


ねぇそうる。あんたのことは好きやけど。大好きやけど。
あたしにだってプライドはあるねん。
やめてくれるかな。そういうことするの。
あんたのそういう無神経なトコ。あたしは大嫌い。

・・・ごめん。あんたに当たって。最低やね。あたし。
分かってる。あたしだけがしんどいわけじゃない。
ケガで不調でずっと試合に出られないコとかもいる。
スタメンで出る人は出る人で。みんなの期待とかも一身に受けて。
それはすごい緊張するもんやと思うし。
いろんな状況の人がいろんな気持ちを抱えて試合に臨む。
あたしの気持ちだけが特別なわけじゃない。

それでも。悔しいもんは悔しい。溢れる涙をどうすることも出来ない。


ちょっと思った。そうるに聞いてみようかと。
今回のオーダーの意図を。確かめてみようかと。
でもあたしは。どんな言葉が欲しいんやろう。
慰められたいんやろうか。・・・いや。そうじゃない。
同情なんかされたくない。お情けでスタメンなんか欲しくない。
たぶんどんな言葉をかけられても。今のあたしはひねくれた解釈しかできない。

それにきっと相談なんかしたら。この先スタメンが取れたときでも。
それをお情けやと思ってしまう自分がおるような気がした。
だいたいそうるはきっと。そんな相談を好ましくは思わんやろう。
自分の問題やん。自分でなんとかしろ。
そんなキツイことは言わんと思うけど。心のどこかでそう思われてる気がする。
だから。結局何も言えんかった。

帰り道。いつも近くまで一緒に原チャで帰る友達が。
「元気出しや。」ってさりげなく言ってくれた。
泣き出したあたしのそばにずっといてくれた。
優しかった。ちょっと救われた。またがんばろうってちょっと思えた。
彼女に感謝した。本気でありがたいと思った。

でも。あたしは。最悪やけど。
やっぱりそうるに分かってほしいと思ってしまった。
誰よりも。そうるに救われたいと思ってしまった。

同情されたくないとか言いながら。救われることを望んでる。
あたしの心は。どうしようもないくらい。あんたに依存してる。

気づかれたくない。あたしのこんなドロドロの感情。
でも気づいてほしい。あたしのこんなボロボロの状態。

相反する自分。もうコントロールが出来ない。





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