***☆For My Dearest☆***



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男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2002年09月21日(土)醜い独占欲。

どうして。あたしは。
こんなにも気持ちが不安定なんやろう。
幸せで幸せで満たされてる気持ちが持続しないんやろう。
そうるを思うと。あたしはいつでも揺れてて。
幸せで泣いたり。怖くて泣いたり。ちっとも穏やかじゃない。

どうして。あたしは。
この手に有り余るほどの幸せを抱えているのに。
それだけじゃ全然満足できなくて。
もっともっとと求めてしまうんやろう。
手にしているはずの幸せはかけがえないもので。
何があっても失いたくないくらい大切なもので。
そんなことはもう分かりすぎるほどに分かってるはずなのに。
あたしはすぐにその重みを忘れてしまう。

昨日そうると1日一緒にいて。
あたしは確かに幸せやった。

いつもみたいにバイクの後ろに乗った。
大好きなそうるの背中を抱き締めた。
もうすぐ大型の免許をとるんだとか。
78万のバイクが欲しいんだとか。
子どもみたいに目を輝かせて話すそうるを。
これ以上ないくらいに愛しいと感じてた。

あたしのために回り道をしてくれた。
ちょっとこそばゆくなるような演出で。
あたしのためにめちゃキレイな夜景を見せてくれた。
抱き締めてくれた。キスしてくれた。
そんなそうるにあたしは確かに幸せをもらってた。

なのに。それなのに。

今日のあたしはもういろんなことに不満で。
またそうるの心が見えなくなって。
どうしてどうしてって唇を噛んでた。



練習はいつも通りに楽しかった。
今日はあたしとそうるはおそろいのTシャツを着てた。
チームみんなで作ったTシャツは今までに3枚。
そのうちの1枚を示し合わせたでもなく。
たまたまあたしとそうるだけが着てた。
そういう小さいことに、あたしは幸せを感じるようなヤツで。
やったー。今日はおそろいやーって。単純に喜んでた。

昨日のデートの別れ際で。いつもみたいにキスした後で。
明日の練習後もあたしと一緒にいたいって言ってくれてたそうる。
でも今日は。結局サークルのみんなと一緒にごはん食べに行った。
一緒にはいられたけど。2人きりにはなれなかった。

でもでも。あたしはそんなことで不機嫌になってるわけじゃない。
みんなと一緒にいる時間だってあたしにはかけがえないもの。
だからあたしはそんなことで怒ってるわけじゃない。


あたしが不機嫌なのは。見たくないそうるを見たから。


聞かれたから答えただけかもしれんけど。
そうるはまた嬉しそうに話してた。・・・彼のことを。

あたしは。そんなことは聞きたくない。
そうるの口から彼の話を聞くだけで。
あたしは胸が痛い。締めつけられるように痛い。

話は。恋人に束縛されたいかそうじゃないか、みたいな内容で。
そうるは彼があんまりそうるに干渉しない人だって言ってた。
「それがラクでええねん。」って笑ってた。
たぶんある程度は放置されときたいってのがそうる。
そんなそうると彼は。いい感じのバランスなのかもしれない。

明日はそうるはバイトで。彼もバイトで。
でもそうるがあがる時間に彼が入ってくるらしい。
「そんなもんやねんよな。」ってそうるはまた笑ってた。

幸せそうに笑わんといてよ。人の気も知らないで。
あたしは最愛の人に対して。そんなことを思ってしまった。
そしてまた。自己嫌悪に陥ってた。


ねぇそうる。あんたにとってのあたしって何なんやろ。
そんなことを聞いたらあんたはきっと渋い顔をする。
束縛とか干渉とか。あんたの1番キライなこと。
それを知ってるから。あたしは聞かない。絶対に聞かない。
あんたの渋い顔なんて見たくないから。
あんたにそんな顔をさせたくないから。

でも。あたしは思わずにはいられないんよ。
ほんまにあたしのことを大事に思ってくれてるんかなって。
昨日のあんたを信じてるけど。今までの優しさも忘れてないけど。
今日みたいなあんたを見るとあたしはいつも思う。

だって。あたしがそんな話聞きたいと思う?
あたしはあんたのことがどうしようもないくらい好きなんよ。
愛してるかと聞かれたら、愛してるって言い切れるんよ。
そんなのあんただって分かってることやん。
そんなあたしの前であんたの彼の話とか。
なんで言えるん?なんで笑って話せるん?
あたしはあんたに気を使って、その場の空気とかも一応読んで、
とりあえずは笑って話を聞いてるけど。
なんであたしばっかりそんなふうに我慢せなあかんの?

・・・でもだいたいあたしにしたって。
聞きたくもない話を無理して笑って聞いて。
心を殺して。我慢して。なんとか耐えて。
そんなことをして苦しむくらいなら。
ちゃんと感情を示せばええって話かもしれんけど。
イヤならイヤって言うとかすればええんかもしれんけど。
それすらも出来なくてあんたに文句ばっかり言って。
そんなあたしだって間違ってるんかもしれんけど。

わがままでごめん。自分のことばっかりでごめん。
何ひとつアクションを起こせないくせに。
あんたばっかり責めてごめん。
でもねそうる。あたしの気持ちを分かってほしいんよ。
そしてあたしはあんたの気持ちが知りたいんよ。
怖いけど。めちゃめちゃ怖いけど。
やっぱりちゃんと知りたいんよ。

聞きたくないけど。絶対に聞きたくないけど。
ちょっとだけ言葉にしてみてもええかな。
そうる。あたしと彼と。どっちがいっぱい好き?

・・・あぁ。結局そこに行き着くんや。
いつだってあたしは見えない彼と戦ってるような気分。
忘れようとしても。考えないようにしても。
いつだってあたしを苦しめる根源はそこにある。
ナンバーワンじゃなくていい。オンリーワンでいい。
そう思おうとしても。実際そう思ってても。
明らかに無理して苦しんでるあたしがそこにいる。

ねぇそうる。あたしはあんたを独占したいんよ。
あたしだけのあんたでいてほしいんよ。
あんたを1番理解してるのはあたしでありたいし、
あんたを1番支えられるのもあたしでありたいんよ。

でもきっとこんなあたし。あんたは好きじゃないやんね。
好きというか・・・きっと愛してはくれへんやんね。

苦しいよ。そうる。気持ちがどんどん膨れ上がってく。
あたしばっかりあんたを思って苦しいよ。
助けて。この想いをなんとかして。
それはあんたにしか出来ないことなんよ。





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