幸せな1日の記録。思うままに書いていたら。 あぁ・・・。また恐ろしいほどに長くなってしまいました(涙)。 ごめんなさい。読んでくださる方の立場に立って書けなくて。 ほんまにあたしは成長しないヤツです(涙)。 でも。それでもよかったら読んでください☆
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今日はあたしは大学がお休み。そうるは午前中試験。 あたしは今朝はゆっくり寝てて。起きて携帯を見たらメールが来てた。
「おはよーさん。今日は昼練行く?」 あたしはすぐに返事を送る。 「今起きた。おはよー。うん、行くつもりやで。」 そしたらすぐに返事が来る。 「ねぼすけ(笑)。んじゃ昼練の後出かけようや。」 あたしはにんまり。そして返事する。 「おっけー。試験がんばってな☆」
それからあたしは朝ごはん。今日はトーストとサラダ。 あと卵の消費期限が今日までやったからスクランブルエッグ。 トーストには大好きなブルーベリージャムをいっぱい塗って。 サラダにはマヨネーズをたっぷり。 スクランブルエッグにはケチャップをかける。 あたしの味覚はお子様だって、よくそうるに言われるけど。 なるほど、確かにそうかもってちょっと思った(笑)。
それから食器を洗って。洗濯物を干して。あたしは大学へ。 天気もいいし、帰りはそうるのバイクがあるから徒歩で。 今日締め切りのレポートを持って講義棟へ向かう。 もう秋なのにまだまだ暑くて。あたしの額には汗が滲む。 サークルやってるときにかく汗は全然気にならんけど。 むしろ髪とか絞れそうなくらいに汗かくけど(笑)。 こーゆう普段着のときとかにはあんまり汗はかきたくない。 せっかくそうるとデートなのにさ。汗くさいとかイヤやし。 ・・・まぁ汗くさいあたしなんてそうるは知りまくってるけど(笑)。
レポートを無事提出して。あたしはグランドへ向かう。 みんながいて。そこにちゃんとそうるもいた。 そうるはあたしを見つけると。ちょっと笑ってくれた。 あたしはにやけたいのを我慢して。みんなのところに駆け寄る。
今日は昼練もめちゃめちゃ楽しかった。 いつもと何も変わらないはずなのに。 なんでこんなにあたしは笑顔なんやろう。 なんでこんなに心が弾んでるんやろう。 変な感じ。あたし。自分でもちょっとおかしかった。
幸せなことが後に待ってるときって。 どうしてこんなに満たされてるんやろう。 例えばそれは。子どもの頃で言うなら遠足の前の日。 今のあたしならそうるのデートの前。 今日は朝起きてからずっとずっと。 いろんなことが全部全部幸せのモトになってた。 そうるのもたらすチカラってものすごいんだってこと。 あたしは改めて思い知らされた感じ(苦笑)。
あっという間に昼休みが終わって。 「お疲れさーん。」って言ってみんなが去っていく。 あたしとそうるはグランドに残る。 「ふぅー。」ってなぜかため息をついたあたしに。 冗談めかしてそうるが言う。 「やっと2人きりになれたね☆」って(笑)。
あたしは思わず吹き出してしまう。 「なんよそれー。全然似合わんセリフ。」そう言って笑いまくる。 そうるもあたしにつられて笑う。そしてあたしの頭をひとつ叩く。 「ばーか。うるさいよ。」って感じで。 あたしはそれにお決まりのようにやられる(苦笑)。
グランドを出てバイクに乗って。そうるはあたしを振り返る。 「どこ行く?」「んー。どこでも。」 「じゃとりあえず走ろっか。」「うん。」 そうるはあたしを後ろに乗せて走り出す。
デートなんて言っても。あたしたちはあんまり予定を立てない。 もちろんちゃんと計画立てることもある。 前から見たかった映画とか。行きたかったお店とか。 でもぶっちゃけ。あたしはそうると一緒にいられるならどこでもいいの。 出かけなくても。家でも。どこだってパラダイスになるから。
・・・と言ってみてもやっぱり出かけるのは楽しい(笑)。 今日は一緒に買い物。秋物はカワイイなぁ。 そうるとあたし。どっちもカジュアル派ではあるけど。 好きなアイテムは微妙に違って。それがなんだかおもしろい。
あたしたちは一緒に買い物に行ったら。 だいたいなんかしらプレゼント交換をする。 値段は1000円前後で。ちょっとしたものを交換する。 毎回やってるとありがたみが失せそうって思うときもあるけど。 でも。やっぱり交換は楽しいからついついやっちゃう。 あたしは今日はピアスを買ってもらった。シルバーの揺れるやつ。 そしてそうるにはごつい指輪を買ってあげた。 ありがとう。そうる。大事にするから。大事にしてね。
一緒にご飯を食べて。いろんな話をして。 満たされて。満たされて。どうしようもないくらい幸せで。 あー。離れたくないなぁ。帰りたくないなぁ。 そう思いながらも時間は過ぎていく。 明日は練習だから。今日はちゃんと早く帰らないと。 そうるだって試験疲れをちゃんととらないと。 でもさ。でもさ。分かってるけど一緒にいたいのさ。 悔しいけど。なんか。あたしばっかり夢中で悔しいけど。 でも一緒にいたいもんは一緒にいたいのさ。
そんな感じでなんとなく寂しくなってるあたしに。 そうるはちゃんと気づいてくれたみたいで。 バイクに乗って。あたしを送ってくれるんだと思ったら。 「ちょっと寄り道するで。」って言って。 あたしを乗せて高速をいつもと逆方向に走った。 なんやろ。こんな時間からどこ行くんかな。 そう思いながらそうるの背中にくっついていたら。 ちょっとでっぱった道のとこで。そうるはバイクを止めた。
「見てー。この夜景。」そうるは指さして言う。 あたしはバイクを降りてメットを脱いで、そうるの指す方向を見る。 見渡す先には。キラキラした光がいっぱい溢れてた。
うわー。うわー。なにこれ。めちゃめちゃキレイ。
「前偶然見つけてさ。めちゃキレイやろ。」 「あんた夜景好きやからさ。見せたかってん。」 そうるはバイクに座ったままで言う。 「すごいやん。ちょー。まじでキレイやし。」 あたしは興奮気味にそうるを振り返って言う。 そうるはそんなあたしを見て満足そうに笑ってた。
あたしは。なんか幸せすぎて泣きそうになってきた。 幸せだとすぐに泣きたくなるのはあたしの性質で。 そんなことはもうとっくにそうるには見抜かれてる。 でも。あたしはやっぱりバレるのが照れくさくて。 そうるに背を向けて夜景を見てワーワー言ってた。
そしたら。そうるが背中から抱き締めてきた。
「泣きそうになってるやろ。」そうるはちょっと笑って言う。 「うるさい。そんなことないわ。」あたしは抵抗して言ってみる。 「もーほんま。あんたは感動しーやなぁ。」そうるはそう言って。 あたしの頬にひとつキスをくれた。
ここは高速。そばを過ぎてく車は猛スピード。 誰もあたしたちのことなんか見てないやんね。 いいやんね。そうる。こんなキレイなとこなんやもん。 あたしの乙女モードに火も付くってもんやんね(笑)。
あたしは振り返って。そうるの首に腕を回す。 そうるは笑って。あたしの唇に短いキスをひとつ。 それからマジな顔をして。長い長いキスをくれた。
息も止まりそうな長いキスで。あたしはすっかり溶かされて。 そうるもけっこう欲情してた感じで(爆)。 でもでも明日はサークル。だめだめ。今日はここまで。 あたしもそうるもそのことはちゃんと分かってて。 ちょっと名残惜しくも体を離す。
帰りのバイクで。さっきの余韻のせいで。 いつも以上にそうるを抱き締めてるあたしに。 高速を降りてから信号待ちのときにそうるは言った。 「ええよな。あんたは。バイク乗ってても抱き締められるから。」 「ほぇ?」あたしは意味が分からずに聞き返した。 そしたらそうるはつぶやくように言った。 「・・・うちだって抱き締めたいっちゅーねん。」 そして再びバイクを発進させる。
あたしはもう頭の奥が痺れたようになって。 どうしようもなくて。涙が零れた。 あたし愛されてるんや。ほんまに愛されてるんや。 いっぱい不安になるけど。いっぱい苦しむけど。 そうるはあたしをちゃんと愛してくれてるんや。 そう思ったらもう胸がいっぱいで。 あたしはあんたにしがみついてひそかに泣いた。
ねぇそうる。今日はあたしめちゃめちゃ幸せやった。 なんか。あんたが優しすぎて。怖いくらいに優しくて。 どうしたらええか分からんくらいに幸せやった。 ごめんね。泣いたりして。いつものことやけど。 でも。でも。言いたいことはちゃんと言うから。 伝えたい気持ちは言葉にするって決めたから。
そうる。今日はありがとう。ほんまに。いっぱいありがとうね。
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