昨日の午後から。ずっといろいろ考えてへこんでて。 今はへこみ期だなぁって思いながらぼんやりしてた。 でも。あたしは単純なんで。そして浮き沈み激しいんで(苦笑)。 今はそんなにへこんでない。なんだかちょっと穏やか。
それは。昨日の夜に。そうるが来てくれたから。 昼間会ってたのに。深夜にあたしの部屋に来てくれたから。
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深夜に突然訪問なんて初めてだった。 確かに。そうるはバイクをもってるし。 終電とか関係なく自由に動けるわけだし。 ありえることではあるけど。 夜に突然来てくれたことは前にもあったけど。 でも。深夜とか。さすがに今までにはなかったから。
夜そうるとメールをしてて。 「飽きていたー。」って珍しく愚痴るそうるに。 「うちはもう試験終わったからヒマやし。」なんて言って。 「早く寝たいー。」ってぼやくそうるに。 「うちは寝れるけど、ひとりの夜は寂しいわー。」なんて言って。
うん。確かにそう言ったけど。 でもまさか。深夜0時過ぎに来るとか思わへんし。 ちょっとはあたしの都合とか考えたりせんのか? でもそんなふうに勝手なそうるは。 やっぱりあたしの知ってるまんまのそうるで。 なんか呆れたり安心したり。
不安だったのに。苦しかったのに。 そんなあたしに全然気づいてなくて。 あたしのそうるへの愛を全面的に信用してる。 あたしがそうるの突然訪問を迷惑とか思わないって信じてる。 てゆーかむしろ、迷惑なんて発想が浮かんでないようにも思える。
いや実際迷惑とか全然思わんけどさ。むしろ嬉しいけどさ。 でもあたしが逆だったらちょっとは考えそうなもんなのに。 あんたの都合とか。そういうのを気にしそうやのに。 そうるにはそんなことは関係ない。あぁなんてヤツ。 でもそんなそうるがちょっとおかしくて笑えた。
「もう今日は勉強は終わりー。」って言うそうるに。 「まぁ明日もあるしなんとかなるわー。」って笑うそうるに。 あたしはどうしようもない愛しさを感じる。
腹立たしいとこも。不満なとこも。いっぱいある。 言い出したらきっとキリがない。 でも。こうやってあたしに会いに来るそうるを。 疲れてあたしに会いたいと思ってくれたそうるを。 あたしは信じていいんじゃないかと。 堂々巡りながらも。またそう思った。
部屋に入ってすぐ。そうるに抱き締められて。 抵抗する間もなく(する気ないけど)口づけられた。 あたしの大好きなそうるのキスは。甘くて優しくて。 苦しくて醜い、いろんな感情があっても気持ちよくて。 あたしの中のそうるを愛しいと思う感情があふれ出して。 他のすべての感情を消してしまった。
そうるの好きなようにしていいんだよ。 あたしのカラダにいっぱい触れて。 自分では触れないようなところにも触れて。 そうるになら何をされてもかまわないから。 むしろそうされることがあたしの幸せだから。 そんなことを思いながらあたしはそうるに身を預ける。
あたしを押し倒して。ゆっくりとあたしの唇を味わうそうる。 唇をこじ開けられて。舌をねじ込まれで。絡められて。 全部そうるのペース。でもあたしは満たされていく。 あたしはそうるにどんどん溶かされていく。
あたしの体を這うそうるの手に。 もう何も考えられなくなって。 声を漏らして。身を捩じらせて。 あたしは。ただ溶かされていった。
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今朝は一緒に目覚めて。やっぱりあたしが和食を作った。 それからいつも通り練習に行った。 そうるはバイクで。あたしは原チャで。 一緒に出発して。でもそうるが先に到着。 さっきまで一緒にいたのに。なんかおかしかった。
練習中のそうるは。いつものそうるで。 あたしと一緒にいたときみたいな感じは全くなくて。 昨日の夜あたしの家にそうるが泊まったなんて。 あたしをいっぱい愛してくれたなんて。 いったい誰が想像できただろう。 そんなことを思ってたら。2人だけの秘密さえも愛しかった。
必死でボールを追うそうるも。 みんなの前で作戦とか話すそうるも。 バカやって笑うそうるも。 ちょっと疲れてぼーっとしてるそうるも。 全部全部。あたしは愛しかった。
ねぇそうる。あたしやっぱりあんたが好きやわ。 死ぬほどむかつくし。がっかりすることもあるし。 悲しいし。悔しいし。そういうマイナスの感情いっぱい抱くけど。 それでも。最終的にはあんたが好きなんやってとこに戻ってくる。 どうしようもなくあんたを愛しいと感じる気持ちに戻ってくる。
・・・よかった。戻ってくるところを間違えないあたしで。 「好き」とか「愛しい」とかっていう気持ちを見失わないあたしで。 そこが確かなら。どんなにいろんな感情を回り道しても。 どんなに苦しくても。あたしはきっと大丈夫だから。
あんたを愛しいと感じる、この1番大切な気持ちに。 ちゃんと戻ってこれるから。
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