今日は約2ヶ月ぶりのナイター練。 あたしたちのサークルは基本的には大学の放課後に練習してる。 だから大学の始まる9月からはまたナイター練が中心。 夏休みは午前練ばっかりだったから、涼しいナイターは久しぶり。 暑い暑い日中に比べて、ナイターはめちゃめちゃ快適☆ まぁ照明が眩しすぎるっていう難点はあるけど(苦笑)。
あたしは2日ぶりにそうるに会えるんでハイテンション。 さらにそうるは、3日連続の9時間労働で壊れかけ(笑)。 なんとまぁ今日も朝の6時からバッチリ働いてきたらしい。 あまりにも疲れるとそうるはよく壊れる(笑)。 すっとぼけたこと言ったり、めちゃめちゃなプレーしたり。 あたしはそんなおもしろいそうるも大好き☆
練習が終わって。駐輪場でのやり取り。 あたしもそうるも2人してテンション高くておかしい。 「うわーん。明日から試験!!どーしよー(涙)。」 「ちょー蹴るな!!うちのバイクに当たんなよ!!(怒)」 「だってー。もう絶対間に合わへんー(涙)。」 「だーから。もっと早くやっとけって言ったやん(呆)。」 「うわーん。まじでどーしよー。(バイクの前を蹴りまくる)」 「あほー。もーひいてまうでー。(エンジンを噴かす)」 そんな感じで冗談ばっかり言い合う。
ひと通りそんなふうなやり取りをした後。 「ほなまた。バイバイ。」って行って去っていくそうる。 いつもは一緒に帰る原チャのみんながダラダラしゃべってて、 試験勉強が気になるあたしは先にバイバイして帰る。 そしてそうるの後を追いかける。
夜の道路って信号とか電柱の明かりとか車のライトとか、 いろんな光がキラキラしててキレイ。あたしは好き。 そんな光の中をあたしはそうる目指して走る。 そしていつもの分かれ道の信号で追い着く。
追い着いたあたしに振り返ってそうるはちょっと笑う。 メットのスライド部分を開けてあたしに話しかける。 「がんばりやー。勉強。うちは寝るけど(笑)。」 「もぉー。なんよそれー(涙)。」 「ギリギリまでやってへんあんたが悪いんやろ。」 「・・・うぅ。がんばる。」 「よし。んじゃがんばり。」 そんなふうに交わす何気ない言葉が愛しい。
信号が青になって。あたしは直進。そうるは高速へ。 スライドを戻してそうるは振り返る。 「じゃあね。」ってその唇が動く。 そしてそうるはスピードを上げて走っていく。 あたしはその後ろ姿をずっとずっと見ながら走る。 いっぱいあるいろんな光の中で、そうるの光だけを見つめる。 小さな赤いテールランプが見えなくなるまで見送る。
ねぇそうる。あたし帰り道でずっと思ってた。 今そうるはどんな景色を見てるんかなーって。 どんな風を切ってるんかなーって。何を思ってるんかなーって。 なんかおかしいくらいにあんたのことを思ってた。
そしてあたしは望んでたりした。 今こうやって別々の道を走りながら、別々の風を感じながら、 あんたと話が出来たらええのになーって。 もちろんそんなことは無理なんやけど。分かってるけど。
あたしは心の中でそうるにずっと話しかけるねん。 めちゃめちゃ夜景のキレイな場所とかを通ったら、 「ちょーそうるー。めっちゃキレイやでー。」って。 信号にいっぱいひっかかったりしたら。 「ちょーそうるー。なんか今日は運悪いわー。」って。 そしたらあんたの声が聞こえてくるねん。 「へぇー。夜景かー。今度見に行こうな。」って。 「信号か。ご愁傷様。うちは高速やからー(笑)。」って。
テレパシーじゃないけどあたしの声があんたに届いて。 そしてあんたの声もあたしにちゃんと届いて。 そんなふうに会話が出来たらええのに。 なーんて。なーんて。自分で言っててこそばゆいけど。 ガラにもなくかわいいこと考えてみたりしてたんよ(笑)。 そしてそんなふうにあんたのことばっかり考えててボーっとしてたら、 いつも曲がるはずの交差点を忘れてて直進してたりしたんよ(爆)。
あぁー。なーんか。あたし今日ちょっとおかしいかもしれん(恥)。 ・・・でもそう言ったらあんたはきっと言うんやろうね。 「今日?何言ってんねん。おかしいのはいつものことやろ(笑)。」って。
まぁね。実際あんたのことが絡むとあたしは年中おかしいけどね。 でも今日はやっぱり特別のぼせてたような気がする。 ・・・壊れてたあんたに影響されたってことにしとこ(笑)。
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