◇◇マ二ペニーの日々是雑記◇◇
Nellie



 右か左か

夜勤のお供に待合室の本、二冊。
よくも悪くも盆休みだなあ〜、と。
田口ランディ「ムカつかなくていきていたい」ターザン山本「大往生日記」・・・しんじられない取り合わせ・・・

小説はノルマ以外読まなくなってしまって久しいのですが、最近のお気に入りは佐々さん。この方は運がいいんだが悪いんだか、要領は悪いんだか、無骨なのかわからんけど、生き方が痛快で、いい漢だよなあ。概刊読みつぶすのがもったいないんで、とっといてるクチ。

フィクション以外のジャンルがすきになってますね。田口さんは痛かった。痛いといっても、家族の話題なるとちと身を切られる痛さがあったというもので。たぶんこの方の小説はワタシ読めないと思う。
人それぞれに、それを克服する方法を自分なりに考えてるんだよと。結局自分を救えるのは自分自身の行動でしかないんだよと。
それは、あくまでも家族をテーマにした時のスクリプトでの感想であって、その術は正しい、実感してわかる。けどワタシは自分の姿をいまさら鏡で見たくなかったってことなんだろう。

で、山本さん。おすぎさんは大ッ嫌いみたいですね。映画批評の文にえらく周囲の方々が大絶賛状態で、こんな見方なかった、目からうろこがといったカンジ。
その評論自体は、それぞれの連載を見てねで、あったりまえのことだけど、ちらっと「ハンニバル」評でそれがかいまみれた。
「ハンニバル」はレクターの美しすぎる片思いの映画だという評に、彼らは目からうろこ、マンセーとやってる。

?(゚∀゚;)

ちょっとまて。マンセーってやってるおまいら、それくらい気がつかなかったのか? それで映画ライターで飯食ってたのか? ほんと小一時間。
原作だって、レクターに扮したトマス・ハリスがジョディ・フォスターと(;´Д`)ハアハアしたいだけで書かれた小説じゃない。しかも疑似体験するために映画化を前提とした。それを美しくまとめましたね、リドリー・スコットたんでしょ。ほんとは。・・・でも、次回はほんとに日本上陸なのか? 「ブラックレイン」で懲りたんじゃないのか!?

そいえば昔居酒屋で。背中合わせの後ろの席で男の子が連れの女の子に「ハンニバル」を熱く語ってたのだよ。晩餐シーンが一番怖いんだとか、レクターってすごい天才なんだとか。話を聞いている女の子の背後では、ワタシたちも「ハンニバル」についてダベってた。
「やっぱり一番怖いのは豚の餌のところだよなー」
「ラストで、警察から逃れるために、手錠につながれてるクラリスの腕か自分の腕どっちか、叩き落さなければならないシーンあるじゃん。どっちにするか迷ってんの。腕一本叩き落すくらいの力が必要なら、右左悩んでないで、真中の鎖をたたっ切れば一発じゃん。バカだなー、レクター」

すいませんね。すれた映画ファンで・・・








2002年08月12日(月)
初日 最新 目次 ご意見 避難所 MAIL HOME

     
↑押して下さるとうれしいです
My追加

  日記リンク