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■ ロシアから愛をこめて
さて、原作のお話。 「ロシアから愛をこめて」を執筆している時が、フレミングが一番、自分の作品に酔ってたときだと、わたいは思うのだが、いかがだろうか。 いわゆる「ロシアから愛をこめて」は唯一新聞に連載された作品。当時のステイタスとして、ボンド物でやってきたことが、認められた。物書きから小説家への切符をつかんだとフレミングは思ったのではないだろーか。・・・・・で、俺は単なる物書きじゃないんだ、ここまでやれるんだと・・・・かなり力をいれてますよね。アレン・ダレスが危惧するくらいに。結果、過去の作品がすべてベストセラーになっていくわけ。 でも、入れれば入れるほど、有名になっていくのは、フレミングでなくボンド。ホームズが一人歩きし始めたときのコナン・ドイル。読者が求めているはドイルの小説でなくホームズの冒険というなら、いっそホームズなんか殺してしまえ。同じことをフレミングはやった。しかし読者は許さなかった。・・・・で、ドイルと同じでフレミングは次の作品でボンドを生き返らせた。
2002年02月04日(月)
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