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■ カラヨリ
公文書関係の一般常識の本を読んでまして。いまとなっては聞くに聞けないことを教えようみたいな本。 公文書を書くときのね。たとえば、「とき」と「時」の使い分け方とか、「もの」「物」「者」の区別とか、「ところ」「所」「処」とかね。 その中で「から」「より」の使用原則があった。 現在「ロシアより愛をこめて」と邦訳がついている映画「From Rossia with Love」の原作のタイトルは「From Rossia,with Love」邦題は「ロシアから愛をこめて」 原題のほうも原作と映画はタイトルが違うんですね。若干。原作はフロム・ロシアのあとカンマで区切ってウイズ・ラブ。映画はそのまま一文。 で、「から」と「より」。一見同じ意味にとらえられるこの語句。公文書では、からは「地点」を示すときに用いること、よりは「比較」のときに用いて区別をしなさい・・・・となっとるんですYo。 そんなもんでこじつけてみると・・・ 原作は「ロシアの国からあなたに愛をこめて」なんて意味になっちゃったりする。 対する映画の、愛をこめての「愛」は「祖国ロシアに対する想い(愛国心)よりも深い愛をこめて」って意味合いになってくるわけやね。祖国よりもあなたを愛してますってなもんで。
2002年02月01日(金)
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