■ 腰痛日記 ■
ケイの10年にわたる痛みの治療体験を少しずつ書いていきます

□■初日から日付順で見てくださる方はこちらへ■□

■ケイしゃん■■TMS JAPAN■■加茂センセ■■AGIさま■■エバちゃん■

→ ▽▲ 腰痛掲示板 ▲▽ ←
▽▲ 新・痛みを手放そう(ブログ) ▲▽
 < 過去  目次  未来 >

2004年01月24日(土) すべてわかろうとするな

今日も雪・ゆき・ユキ

雪に煙るセンセの医院

写真はまーちゃん提供でしゅm(_ _)m


::::::::::いちばん大事なこと:::::::
 養老猛司 著

医学は人体という自然を扱う

ことに私は
体というものが具体的にどうなっているのか
それをつぶさに見てきた

その作業のなかで
つくづく感じたのは

「そうなっているものは仕方がない」

ということである

いかにこちらの倫理に反すること
自分の考えに都合の悪い事であっても
出てきた結果は認めざるをえない

あるとき
実習生の学生が
「腕に行く動脈がありません」
といってきた

腕に行く動脈がなければ
腕に血が通わない

ちょっと見ると
たしかに
「上腕動脈がない」

それじゃあ腕が死んでしまうじゃないか

そうはいっても
ないものはない

解剖を進めて
懸命に探してみたら
別な経路がちゃんと出てきた

側復路といって
ふつうなら細い動脈が太くなり
大きく迂回する経路をとって

上腕動脈の代わりをしていたのである

解剖を進めたからそれがわかったが
人体より大きな自然を扱うときには
解剖のようにすぐに次に進むことが
できるとは限らない

「上腕動脈がない」
「動脈がないと、腕が死ぬ」
どちらも間違っていない

それならしばらく辛抱して
解剖を続けるしかない

この場合は幸いそれで正解が出たが
大きな自然を相手だと
すぐには解答がでない

だから努力・辛抱・根性なのである


::::::::::::::


人間のカラダって
私たちが思っている以上に
融通がきいて
自己回復力があるのではないかな?




この本に書かれた一節です↑(投票ボタン)
My追加


 < 過去  目次  未来 >

→ □■痛みを手放そう■□ ←