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パウエル国務長官の発言

2004年09月23日(木)


もう10日前になるけれど、アメリカのパウエル国務長官が
イラクでの大量破壊兵器発見を断念する考えを示した。
やっぱり・・・という思いが強い。
これで、対イラク戦の大義名分がなくなった。
(元々、どんな大義名分があろうと、私自身は、全ての戦争に
反対だが。)
しかし、そんな事をあのブッシュ大統領が認めるわけないと、
思っていたが、案の定、大量破壊兵器が存在しなかったとし
ても、フセイン政権を転覆させ、イラクを残虐な独裁者から
救った。
また、フセイン(元大統領)にはこれらの兵器を造る能力が
あった。仮に存在しないことが分かっていても同じ決定をし
ただろうとして、イラク戦争の正当性を繰り返し主張している。
造る能力があったのと、実際に造ったのでは、わけが違う。
それに、独裁者から救った?
その結果、多くの国を巻き込み、イラク人同士が殺し合い、
悪くすれば内戦状態に陥ると、アメリカ情報局も報告している
ではないか。
小泉総理大臣も、イラク戦争の正当性をブッシュと共に確認し
たという。
過去の戦争に於いて、戦争を始めるのは簡単でも終わらせる
のは難しい事、戦争はどの国にとっても悲劇しか生み出さな
い事を身をもって知っている国の代表である総理大臣のする
事とは思えない、無責任な発言・行動である。
日本には、幾らでもこの戦争を食い止める、日本は参戦しない
チャンスは幾らでもあった筈である。
アメリカ(ブッシュ)に追随しているだけで、そんな事もせず
に(出来ずに)今度は、国連の安全保障理事会の常任理事国
に、なりたいという。
安全保障理事会は「国連憲章に基づき国際平和と安全保障の
保全に主要な責任を負うもの」である。
日本に、果たして、その資格があるのだろうか・・・。
常任理事国を望む前に、自衛隊を引き上げ、イラク戦争を
終わらせる努力をする方が、大事な事である。




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