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朝読書のすすめ

2004年09月06日(月)


ある小冊子を読んでいたら、「読書は脳を鍛えるために不可欠な方
法」という記事に目が止まった。

脳は筋肉とおなじようなもので、筋肉を鍛えるためには、自分が運
動するしかないのと同じように、脳も自分で鍛えなくてはならない。
脳を鍛えるためには、出来るだけ脳全体を使う方法が効果的だ
が、読書は多くの本から読みたい本を自分で選ぶところから始まって、
目を通して活字を脳に入力、言葉の意味を理解・・・ページを捲る
時の手触り、紙の匂い、時には声を出して読んだり、読後に感想を
話したり(書いたり)と、脳をフル回転することが出来る。
では、読書習慣を持たないとどんな影響があるのか?
痴呆症と違って、脳の機能は正常なのに、物忘れが極度に酷くな
る。
こういう人たちは、現在の若者に増加してきたが、共通している
のが、読書は殆どせずに、パソコンやテレビに費やしている時間が
多いことである。
テレビやネットは、膨大な情報を提供してくれるが、其処から得た
情報は読書と違って、記憶されにくい。
正確に記憶するには、繰り返して蓄積する事が必要だが、テレビ
やネットから得た情報は、不安定であり、長く保持出来ない。
読書をしない事だけが、物忘れの原因ではないが、その一つであ
る事は確かである。
同じ読書をするのなら、朝が効果的。
脳にも調子がよい時、悪い時があり、朝は睡眠によって、脳が最も
リフレッシュしている時間。
また、人間には体温やホルモンのリズムがあるが、朝は全てのリズ
ムが、活動を始めようとする態勢になっているので、朝読書をする
と脳の血流が益々よくなる。

「朝、授業の始まる前の10分間、先生も生徒も好きな本を読む」と
いう「朝の読書」活動が、全国の小・中・高校で広まっている。
全国朝の読書連絡会(こんなのがあるの、初めて知ったけど)事務
局長によると、集中した時間が生まれ、授業がスムーズに始まり、
一日の活動効率が上がるだけでなく、情操が豊かになる 学力向上
の土台が出来る など「朝の読書」の効果はたくさんあるとの事だ。

確かに我が家の息子、小学校時代は、教科書すらちゃんと読まな
かったのに、中・高校時代の「朝の読書」によって、読書をすると
いう習慣が出来、時には、「よくそんな言葉知っているね」という
難しい語句を正しく知っていると思う事もある。

年齢を重ね、気持ちは若いつもりでも肉体の老いを感じる事が多
い昨今、朝の家事が一段落して、家族が出掛けると、パソコンに
向かう毎日だが、短時間でよいから、本を読む習慣を身に付けて、
せめて脳だけでも生き生きさせてみようかな。
な〜んて事を、ちょっと思ったりしました。

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