ディリー?闇鍋アラカルト
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手作り石鹸を紹介していると「何で手作り石鹸なんですか?」と尋ねられる事がある。 僕としては手作り石鹸でなくても構わないのだけれど、今手作り石鹸に力を入れているのにはそれなりの必然性がある。 例えば、僕は栄養師でもなく、医師でもなく、調理師でもなく、整体師でもなく「何で健康サイトを運営してるんですか?」と尋ねられたりもするんだけど、それについては「管理人から」を読んで貰うとして、石鹸の研究はそれの延長上に位置している。
僕には医師や栄養学者といった専門家に対して不満が有った。例えば栄養師は、栄養についてあれこれ語り、アドバイスはするけれども、おいしい料理を提供してくれる訳ではない。では、調理師はどうかと言えば、TVで「油は健康の為に植物油を使いました。」などと言ってたりして(植物油にも沢山の種類があり、リノール酸は摂り過ぎと言われリノレン酸は不足と言われているので、そうした現状を踏まえた植物油の使い方が望ましい)、現代栄養学についてはあんまり知らないのではないかと思ってしまう。それに、調理の仕方も適温調理法や無水調理法について分かっているのだろうか?という疑問がある。 専門家といいながら、その専門の中だけにいる事によってその専門すら活かせるようにはなっていないのではないか? それは国家的規模でそうした状況が有るのだと思う。 例えば、「一日30品目を食べましょう。」と厚生省では勧めていた。これは量とバランスの視点が無いので全く馬鹿馬鹿しいし、実際に家庭で料理を作る立場になったら、めんどくさく食材も無駄になりやすいので、挫折した主婦は沢山存在したと思われる。実際には30品目など必要ない。このサイトで紹介している方法を理解すれば、おいしく経済的に容易に実行出来る。さすがにこの30品目の馬鹿馬鹿しさには厚生省もやっと気がついたようで、現在ではその旗を降ろしている。 しかし、今でもYAHOOで「一日30品目」で検索すると1万件以上ヒットする、という事は未だにそれを信じている人が大勢を占めるという事のように思える。 では、誰がその馬鹿馬鹿しい「一日30品目」を実際に効果的に訂正してくれるのか?厚生労働省はお勧めの食生活の通達は出すだろうけど、それを家庭の主婦がちゃんと見ているとは限らないし、おいしく・経済的に・簡単なやり方で達成出来るような指導など望むべくも無い。 本当は、僕としては望みたいのだ。僕は栄養について語るより、山に行って高山植物を眺めている方が好きなのだ。でも、おいしい・元気・安上がり・簡単食生活についてNETで語っている人は非常に少ない。ならば、気付いた人がやるしかあるまい。 と言っても、そこには壁がある。僕は栄養学科を卒業した訳ではなく、調理師免状も無い。誰が専門家でもない人を講師に招きたいなどと思うだろうか?
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