ディリー?闇鍋アラカルト
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2002年07月25日(木) |
カスピ海?ヨーグルト |
02/5/3・10合併増大号の週刊朝日には、今話題のカスピ海ヨーグルトについて書いていた。 週刊朝日の記者がヨーグルトを持参して京都大学名誉教授家森幸男氏に直撃すると、家森氏は困惑した様子でこう語った。 「おそらく私が日本に最初に持ち帰ったと思いますが、でもカスピ海沿岸からではなくて、黒海沿岸地域です。私はヨーグルトを分析する為に持ち帰っただけで、広めるつもりではなかったんです。確かに味は同じですが、私が持ち帰ったものと同じかどうかはわかりません。それに今では複数のルートで入ってきてると思いますよ。主婦の間で口コミで納得して分け合っているのはいいとしても、商売にするのは絶対ダメ。・・・・」 ネットで検索すると、http://web.sfc.keio.ac.jp/~hiyoko/yogurt.htmには、 「なお、現在インターネットなどで流行している「カスピ海ヨーグルト」というものは、カスピ海ヨーグルトではありません。聞いたところによれば、今流行しているものは、同じコーカサスでもグルジアのほうの黒海地方のヨーグルトだそうで、粘り気があってトロトロしています。後述のように、本当のカスピ海沿岸で食されているヨーグルトは、粘り気はなく、ただ非常にしっかり良く固まります。日本の我が家でも、流行しているほうのヨーグルトをつくっていますが、やはり味も違います。ですから、流行しているヨーグルトは「黒海ヨーグルト」というべきでしょうね。」 と書いてある。 うちのサイトの掲示板でもこれについて書いた事があるけれど、過去ログでも見ない限りは埋もれてしまうので、闇鍋に書くことにした。 当サイトではとりあえず、黒海ヨーグルト若しくはグルジアヨーグルトという事にしようかな。
このグルジアヨーグルトが日本で流行している事は単純に何かの製品がブレイクしている事とは違う大きな意味が有ると思う。 製品が流行るという事はどこかの企業が儲けるという事に結びつくのだが、このヨーグルトが流行る分には企業の儲けにはならない。 金儲けにはならない事を伝える事で新たな人との結びつきが形成されているようにも思える。また、家庭で手作りする事が減少している(例えば糠漬けなども作らないで買う人が多い・・)現代にあって、手作り復活の機会にもなるかも知れない。 サイトの掲示板にもチーズケーキの作り方が書き込まれたり、失敗した話や保存の仕方やいろんな井戸端会議が楽しい。 このヨーグルトは、その品物が日本全国で増えるという事だけでなく、文化や人にも影響を与えているように思えるのだ。
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