+eureka+子育て日記
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*mari*



 急変!救急病院へ(今日もかなり長ーいよー)

リトミックの日だけれど、さすがに今日はお休み。
サークル含めたお稽古事の病欠って…初めてかもしれない。
今までの休みの理由ってほとんどが「子供が嫌がるので様子見のため」「私が嫌がるので様子見のため」だったし。ま、そういうときもたいていは「風邪気味のため」とか言ってきたんだけどね。今回は本当に「風邪のためお休みします」。だから休みの電話を入れるときも堂々と。

今日はダンナが関西に出張。だから何事もなくこのまま風邪が治ることを祈る。朝起きた感じでは回復傾向っぽいから多少の外出はOKだろう…ならばやはりかかりつけの小児科にも診てもらっておこう。昨日のラムネ(忘れちゃった)先生を信用しないわけじゃないけど、生まれてからずっと診てもらってる先生に薬とか確認したいからね。それに私も皮膚科(手と首の虫刺されのため)行かないと。
実はこの時点では私の皮膚科が今日のメインなのだった。痒さがどうにも…それから見た目も大変なことになっていたたからね。

かかりつけの小児科ではいきなり恐ろしいことを聞かされた。「一応、溶連菌の検査をしましょう。結果は10分でわかるのでこの紙を読んでおいてください」
説明の紙を持って待合室へ戻ると、一斉にほかのママ達の目が! そうだよね、色紙持ってると…「何か」だと思うわよね。検査で喉奥を綿棒で引っかかれた娘は大泣きしてるしね。
結果は(−)。ほっっ。でも昨日処方された抗生物質を飲んでしまっているから菌が出ないのでは…と思っていると、先生はまるで私の心を読んだようにすぐ「死んだ菌も検出するので、ほぼ間違いなく(−)と考えていいでしょう」と言ってくれた。
結局はやはり「風邪」。検査にも元気よく抵抗していたので、先生も「熱があっても元気な場合は薬を飲んで様子を見ましょう」と。
続いて私の皮膚科。これは…新たな展開(?)。この先生はぶっきらぼうで有名(私の家族内で)なのだけど、一目私を見るなり「虫刺されのはずがないでしょう!首に虫が這って100箇所刺されたらいくらなんでも気がつくでしょ。薬は変えなきゃダメ。だってこれはね、リンプンだから!」
っぎゃあーっっ!! 
リンプンとはあの…蝶とか蛾とかの、アレ??
世の中で一番苦手なものが私の首裏と手に?…いくらゴルフに熱中していたとはいえ、なぜ、なぜ気がつかないのか!! 動揺する私の手はあっという間に包帯で巻かれていった。娘は項垂れる私の横に立つ。処置が終わって立つと「ママ、大丈夫…?」。看護婦さんは「あら、やさしいねぇ〜」と。

あとで考えるとここの待合室で娘の声がどんどん出なくなってきていた。いよいよ、喉が赤い→扁桃腺が腫れている状態になってきたんだなーなんて変なことをぼんやり思ったり。このときはそれより何より私の頭はリンプンでいっぱいだった。
だから「声が急に枯れてきたんですけど」なんて今行った医者に電話することなんでまったく考え付かなかった。

ダンナがいない夜はご飯も簡単。いつにも増して。
ヨーカ堂でお惣菜などパパッと買う。だって右手が使えないしさ。で、チビ缶ビール開けて娘と食事。しかし食べない。ほとんど食べない。そしてホントに声が、出ていない。お風呂もやめといた方がいいだろうな…などと考えていたとき。
ケンケンケンと乾いた咳をする娘の背中を擦ろうと近づくと…娘の顔が固まった。え?息が…できてない?吸えないの?え!?吐けないの!?
口をOの字に開けて上へ突き出したまま、多分5秒ほど。手だけは私にしがみつこうと必死に動かす…。
痰が絡んだんだ!口に指入れてうつ伏せ!叩く!
…でいいの!?あー!わからないーっ!!
と思った瞬間、ヒーという泣き声が戻った。息が、戻った。でも本人はパニック。私もパニック。だけどぼんやりしてられない。救急病院に電話だ。
「今は重症の患者さんがいるので、夜間受付の小児科にお願いします」
耳を疑う。昨日の未明には受け付けてくれたのに? 
確かに深夜救急の時間は午後11時から。午後8時からそれまでの間は夜間当番の小児科。でも今10時45分だよ? 今から行けば11時じゃんか!!
怒っていても仕方ない。とりあえずその夜間当番へ電話。救急病院で断られた旨を告げる。「じゃすぐ来てください」
万一のときを考えてさっきビールを飲みながら出かけられる用意をしておいてよかった。1分で出る用意。
電話の間さらに2回ほど苦しがる場面があったけれど、この時点で娘は少し落ち着きを。泣いてはいるけど声が出ないので、そう思えただけかもしれないけど。
こんなときに限ってダンナは出張。ま、これは誰のせいでもないけれど、こんなに急ぐときに足がないというのはどういうことだよ!! 駅のタクシー乗り場まで走る。てか早歩き。また咳が始まったら…そんなことを考えながら。
タクシーで6分の間に娘はさらに落ち着き、着いたときには待合室のぬいぐるみに大反応するほど。夜間当番は女医さんだった。
「今はちょっと落ち着きました。でも窒息しそうだったんです。またなるでしょうか…」
そんなこと聞いても医者も分からないよなと思い、冷静にならなきゃと今までの経緯を話す。女医さんはうんうんと聞いている。大したことないと思われたらどうしよう…そのとき、
「あれれ、声出ないの?」
「はい、夕方から出ません」
喉を診て、聴診。「クループと言います。喉頭炎です。気道が狭くなるので呼吸がしにくくなるんです。まずは吸入しましょう」
吸入初体験の娘はもがく。でも煙(湯気?)が熱くないとわかると大人しくなった。薬は咳止めのシロップ。帰り際、吸入で気分が良くなったのか、娘は診察室の再度ぬいぐるみをいじり回していた。
「先生、本当に窒息して危ないってことはないんですかね」
「それは…可能性としては、あります。次そうなったら救急車ね」「救急車って夜間受付の救急病院に行くんですよね?」「そうですよ」
なんだ、結局さっき断られた病院なんだな。

実家に電話してあったので帰宅後20分で母が来てくれた。
とりあえずすぐに動ける大人がもうひとり、だ。
 そして結局午前2時に今度は3人で救急病院に行くことになった。一時収まって眠った娘がまた呼吸困難になったから。
救急病院では娘がまたも到着すると落ち着く→ウトウトになったため後回しにされ、なんと1時間待ち。もちろん、「また呼吸がしづらい状態になったら声かけてください」とは言われていて、こっちが今はその必要がないと思ったから大人しく病院のベンチに腰掛けていたんだけどね。
というか本当の気持ちとしてはこう。
できるだけ病院内にいたい…家に帰って危ない状態になるよりはとりあえず医者の近くにいたい…
当直医のよると「呼吸が吐き出しにくい状態です。服用中の薬は続けてください。これ以上今の状態に合う薬はこちらにもないんです。ですから入院したとしてもこれ以上の治療はできないんですよね」
でもさー!例えば呼吸困難のときの処置とかすぐできるじゃん!とは言わなかったけど、それに近いことを穏やかに言ってみる。でも「5分以上続く場合は救急車を呼んでください」
5分? 5分呼吸困難が続いたら…死んじゃうんぢゃ??

帰宅は4時半。行き違いになっていたダンナとようやく電話が通じる。もしかしたらちょっとは私ら親子の騒ぎ過ぎと思われてるかもな。でもそれを細かに説明する元気というか時間はなし。またいつ危なくなるかわからないんだから、用意して寝られるときは寝る。
娘は病院からズーズーという音をたてて寝っ放し。この2日間まとまって寝ていないせいなのか。薬が効いてるのか。
とにかくこれで私の長い一日(?)が終わった。
(あまりに長くなったので、今回のことで学んだこと・驚いたことは明日の日記に続く…)

2003年06月17日(火)
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