戯言。
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2004年10月01日(金) おめでとーなお題その2。
昨夜はいきなりネット繋がんなくなってマジ焦った。
でも頭痛でお題もクソもなかったので助かった....と言えるのか?(汗
まあいいやお題その2。
我ながら脳が沸いてるとしか思えないクソ甘っぷりに悶絶しとるのだが。
ていうかこんな機会でもない限り書けないんじゃないか俺。
でも当初の予定とは既に大幅に変わってきてしまっている....
言うまでもないけど前回からの続き物。
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お題その2:[「これでよければ。」]
そのまま手を引かれて、跡部の部屋に行く。
もう見慣れた彼の部屋は、相変わらず綺麗に片付いていた。
「ったく、帰ってくんなら連絡くらいすりゃいいのに。悪かったな」
「え、何が?」
「何が、って....慣れてねぇだろ、アレ」
先ほどの欧風挨拶に怯んでいたのを言外に指す。
それを隠していた訳ではないので、素直に返した。
「まあな。でもいきなり押しかけたのは俺の方だし、それに慣れてねえだけで嫌な訳じゃねえしよ。オフクロさん、気ぃ悪くしてなきゃいいんだけどな」
「心配無ぇよ、あの人も分かってる。それより」
「どうした?」
「....着替え。これでいいか?」
「ああ、悪いな」
普段はあらかじめ私服を持って来るのだが、今回は経緯が経緯なだけに制服しかない。
なので跡部の服を借りることにしたのだが。
「........デカい」
「そんなもんだろ」
「納得いかねえ。身長は殆ど変わんねえのに、何でこんなに余るんだ?」
「てめえが細すぎるだけだろ」
「違う、てめえが太すぎんだ!」
「....それは何か、俺様がデブだと言いてぇ訳か?」
「ち、違えけどよ」
「じゃあ何だよ....あん?」
気づけば背中は壁につき、目の前には跡部の顔。
「け、景吾サン....ちょ〜っと、近すぎじゃね?」
なんとかこの場を逃れようとする宍戸を、艶然と微笑んで見下ろす。
「そうか?このくらいで丁度いいんじゃねぇの?」
「....そっ...!」
そんなことねえ、と言いかけた言葉は、唐突に重ねられた跡部の唇に呑みこまれた。
目を閉じることも忘れ目の前の顔を見ると、柔らかな色彩を湛えた瞳が自分を見つめていた。
ふわりと重ねられた唇は優しく、そのまま跡部の腕に身を委ねたくなってくる。
永遠にも感じられる数秒の後。
「....そんな顔でこんなことすんのは、反則だろ」
真っ赤な顔で見上げる宍戸に、口の端を上げサラリと言う。
「じゃあ責任取らねぇとな....どうして欲しい?」
とにかくまずは離れろ、と言う筈だった。
なのに、身体は正直で。
「さっきみたいに」
「ん?」
分かっている癖に。
そう言う時間も惜しくて、跡部の背に手を回した。
「俺の、傍にいて欲しい」
「了解」
そのまま腕の中に閉じ込められ、優しく髪を梳かれた。
やはり、この腕の中がいちばん安心する。
「それと」
抱き寄せた宍戸の耳元で囁く。
「特別におまけもつけてやるよ....これでよければ、な」
そう言って再度近づいてくる跡部の顔に、仕方ねえからもらっといてやるよ、そう言ってゆるりと目を閉じた。
[キスにまつわる厳選した5の御題]
お題提供元:「キスにまつわる20の御題」様
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なんでここで暴走すんのさ跡べー!!
無駄に色気振りまいてんじゃないよほんと....これだから跡宍は(ブツブツ
ほんとはもっと健全だったのに!(いや充分健全だと思うよ
でもやっとお題に添ったブツになったかも(笑
それにしても参ったな....今回のお陰でかなり予定が狂ったぞ。
どうしてくれんだよ跡べー!責任取れッ!
..............あ、責任取ったのか(宍戸さんに、な!