戯言。
2002年08月26日(月)  Please let me alone, my dear.(1)

なんかバイト中にネタが浮かんできたのでメモφ(.. )
つか前回のネタ、レゴフロ←アラじゃないし。
気付いたら王子が完全に掻っ攫ってたよ(^^;
今度こそレゴフロ←アラを目指して。
とりあえず仮題つけとくか。

***** Let me alone, my dear.(1)

フロド達がモルドールを目指し旅を始めてから、暫く経っ
た頃。
仲間達も漸く打ち解け始め、厳しい旅路の中にも穏やかな
時間が流れるようになっていた。

その中でもエルフの王子と指輪を持つホビットの仲の良さ
は皆が羨むほどだった。(勿論羨まれてるのは王子)
だがしかし、レゴラスもフロドも互いへの恋心は明かさず、
ただ共にいるのみ。
そして、今日も2人は仲良く談笑しているのだった。

そんな2人を剣呑な目つきで眺める人間が1人。
アラゴルンこと通称馳夫(笑)、これでも人間の王である。
勿論視線の先にいるのはレゴラス。
思うことはただ1つ、
[いい加減私のフロドから離れろ]。

その視線を感じながらもレゴラスはそれをアッサリと無視
し、なおフロドに構い続けた。
でもその視線はフロドも勿論気付いていた訳で。
[ 最近、僕とレゴラスが一緒にいると、アラゴルンが険し
 い目でこっちを見ている。何か気に入らないことがある
 のだろうか?]


そしてアラゴルンに見せつける為か、レゴラスがフロドを
自分の膝の上に抱き上げたその時。

「レゴラス、ちょっと良いか」

アラゴルンが険しい顔つきのまま、レゴラスに話し掛けた。
だがフロドとの時間を邪魔されたくはないレゴラスは、何
とかして彼を追い払おうとする。

「何か御用ですか?それなら後で聞きますから」

そう言ってまたフロドに微笑みかける。
でもここで引き下がる訳にはいかないアラゴルンは、なお
食い下がった。

「後では駄目だ。今すぐ私と一緒に来てくれ」

冗談じゃない、と突っぱねようとしたレゴラスを制し、言
葉を発したのは彼に抱かれたフロドだった。

「レゴラス、アラゴルンが困ってますよ。僕のことは良い
 から、行ってあげてください」

彼にこう言われると、さすがのレゴラスも従わないわけに
はいかない。
レゴラスは渋々、アラゴルンに従って去っていった。
対するアラゴルンは喜色満面でレゴラスを引っ張って行く。
2人とも、その後フロドが呟いた言葉を聞くこともなく。


to be continued....

*****

なぁ〜んか軽いテイストだけどこの後ちと暗くなる予定。
次はフロドの独白って感じかな。


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