ミドルエイジのビジネスマン
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| 2005年08月21日(日) |
大部長、また戻ってきてください |
「大部長、また戻ってきてください。」異動が決まった後、何人かの同僚や関連部署の人たちから、そう声をかけられた。今、チームを去ろうとしている者にとって、これ以上の褒め言葉があろうか。公けの市場(しじょう)機能を守り、そこを行きかう人々の権利と自由を確保するという使命感、尊敬すべき同僚との切磋琢磨、そして日ごろは声高に言わないが、おそらくは会社の名誉を守るために、プロフェッショナルとして自分のプライドを賭けて仕事をしている人たちから、このようなはなむけの言葉をかけてもらったなら、チームリーダーとしてこれに勝る喜びはない。
先日、直前までの上司と、これまた大部長と同じ時期にチームを離れた同僚と飲みながら話をしていて、肩の力が抜けてとてもリラックスしている自分に気がついた。我ながら、好きなように振る舞い、好きなことを言ってきたのであったが、無意識のうちにチームのリーダーとして緊張していたのだろう。引継ぎと称して仕掛りプロジェクトを含め全て置いてきて、とてもリラックスしている自分を感じながら、公式な上下関係から解き放たれた後もこうして酒を酌み交わし、意見を述べ合うことができるならビジネスマンの人間関係も捨てたものではないと思った。
今度の職場でも、とりあえず自分の知識と経験は通用するだろうという見通しは立ったので、先行きには楽観している。ただし、新しいミッションについてお話を受けたものの、実感が伴っていないこともあって、まだ、人ごとのように感じている部分もある。頭では「おやおや、結構大変じゃない?」と判っているのだが、自分が来るまでの事は関係ないもんねという気持ちもあり、本当は自分に降りかかっている問題だと理解するのに必要な時間は1週間なのか、ひと月なのか。しばらくこの開放感に浸らせてもらえないかなという気持ちと、新しい環境下の現実を直視しなくてはという気持ちとがせめぎ合っている状態だ。
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