written by 田村 MAILHOME
#ナビの移設と代車フェスティバ。
2006年03月13日(月)

ナビであるが、先日もご紹介したとおり、C4さんのセンターメーターのまん前に取り付けやがられて納車された。この点について私は営業担当氏に「ありえない」とお伝えしたが、やはり誰の目から見ても「ありえない」らしく、職場の人、友人、連れなど、多くの方から「ありえない」のお言葉をいただいた。よって、本日はナビの移設をディーラーに命じた。そのため、本日は代車で通勤である。代車は、10年以上前のフォードのフェスティバであった。感銘を受けたのは、歴史を感じさせるその造形である。

と言えば聞こえが良いかもしれないが、とにかくどこもかしこも歴史を感じさせるもので、計器類は言うに及ばず、わななくエンジン、ぶれるハンドル、震えるサイドミラー、何かもう、すごかった。アクセルも重く、走り出しなど思わず「よいしょ」と言ってしまう(勿論言うのは私である)。中年か私は。
そういえば朝走ったときには、「HOLD」という警告灯がずっと点きっぱなしであった。何をどう操作しても消える気配がないので、そのまま30km強走ってしまったのだが、大丈夫だったのだろうか。帰りには警告灯は消えたので、結局何をどう警告されていたのか分からずじまいであった。まあ、特に何事もなく走っていたから、多分大丈夫なのだろう。

そもそもこの車、フォードのエンブレムを付けているが、実際に製造したのはマツダである。今で言うところのシボレークルーズとか、そういうレベルのシロモノなのだ。中身は日本車である。

しかしこれだけガタピシ言って、外界との遮断性の低い車に乗ると、車に乗っている感がダイレクトに感じられてなかなかに楽しい。アクセルをふんずけてエンジンをぶん回し、ガタピシわななきながら走るのも捨てがたい感覚だ。帰りの運転時には、結構気に入ってしまった。

ちなみに、会社の駐車場にフェスティバを停めていたところ、やはり数多くの方から「あの車どうしたの?」「何?故障したの?」とご心配のお言葉をいただいた。いかに多くの方が故障を待ち望んでいるか、分かったような気がする。上司に報告したところ「ちゃんと訂正したほうがいいです」と言われた。そのとおりだと思う。「私も何人かに故障だって言っちゃった」。言うなよ。


さて、C4さんのナビであるが、結局左側Aピラーの根元付近に取り付けた。運転席からは若干遠いものの、各ディスプレイの配置や機能性から、なかなかに悪くないポジションだと思う。普通あまり取り付けない場所だと言えばそのとおりなのだが、そもそも車自体が普通ではないからまあ許されるんじゃないだろうかと思う。計4つのディスプレイがそれぞれ光っているのは、なかなか壮観である。シトロエンの設計士は、一つないしは二つにまとめようとか思わなかったのだろうか。

ともあれ、ナビも移設したし、ETCも接続したので、これでようやくディーラーとのやり取りもひと段落である。納車から2週間、何だか妙に長かった。




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