written by 田村 MAILHOME
#HPリニューアルのお知らせとブログ
2005年01月03日(月)

サイトをリニューアルさせていただいた。新年だから、という安直な理由ではなく、リニューアルに至るにはそれなりの理由があるのだ。実はブログを検討していたのだが、結論として断念した。以下その理由を述べてみたいと思う。


昨年11月ほどに、利用しているプロバイダがブログを開始するというので、早速申し込んでみた。ブログというものを簡単に説明してみると、いまや話題のサービスで、誰でも簡単にホームページを作れるのはもちろん、人と人、情報と情報が素早く高密度にリンクしていくのが人気の秘密で、インターネットをもっと楽しく・便利にするツールです。とプロバイダからのメールには書いてあったので多分間違いない。いずれにしても、注目せずにはいられない魅力を持ったツールであるので、ホームページで情報発信する者のはしくれとして、手を出さない理由はないのである。決して流行っているからとか、モテそうだからという理由ではないことを念のため付記しておく。


しかしプロバイダの用意したブログを実際に使ってみると、どうにも使い勝手が良くない。そもそもテキストのフォントサイズを変更するには有料版でなくては出来ないなど、どうかしてるんじゃないんだろうか。管理や更新・デザインの変更が容易になるとはいえ、いくらなんでもそのために月額なんぼかを払う気にはならないので、早々に見限って他のブログサービスを探しに行く。


行き着いたのがよりにもよって話題沸騰中(やや沸点は過ぎた)のライブドアーだが、ここが思いのほか使い勝手が良かった。エロ系ブログも容認するなど何かとアレでアレなところもあるが、それさえ目を瞑ってしまえば案外快適に運用できるのかもしれない。というわけで、候補として移行作業を開始する。



しかし移行を進めるにつれ、ある致命的なことに気付いてしまったのである。

ブログには完成されたフォーマットがあり、そのフォーマットに記事を流し込み、更に記事同士を他のブログ管理者と相互にリンクすることで多様なコミュニケーションが可能となる。
これまで当サイトで記述してきた日記をブログ用にカテゴリごと細分し投稿すれば、さあこれで私もモテ系ブログ管理人の仲間入り。

になるはずだったのだが、これが実際にやってみると、どうにも落ち着かない。
そこではたと気付いたのだが、元々中身が何もない記事をカテゴリごとに細分化などしたら、見栄えが良くなるどころか完成されたフォーマットとの対比で、余計に中身の無いことが露呈されてしまったのである。

そもそもHPのコンセプトが「中身が無いこと」なのだから、当然といえば当然なのだが、今更ながら「本当に中身が無いのだなあ」ということをまざまざと思い知らされてしまった。ちょっとショックである。

それにフォーマットが決まりきっているため、個人の色が非常に出しにくく、ブログサイトはどれもこれも似たような印象を受けてしまうのも引っ掛かる。本当は色々とアレンジできるのであろうが、そこにたどり着くにはそれなりの時間をかけなくてはいけないどころか、もしかしたらお金もかけなくてはいけない気がする。現状のビルダーを用いたほうが、デザインの自由度といい管理といい、まったく楽なのではないだろうか。


そんなわけで、プロバイダとライブドアーそれぞれにブログの残骸を撒き散らしつつ、こうして恥ずかしながら戻ってまいりました!じゃなくてもとの鞘に収まったのである。リニューアルしたのはブログを利用できなかった腹いせである。その証拠に、ページの横部分にリンク集を追加してみた。ささやかな抵抗といえる。今回のコンセプトは「ミニカーと私」だ。何の意味があるのか、などと聞いてはいけない。なぜなら、作っているうちにこうなってしまったからだ。


さて、ブログであるが、今回試してみて分かったことは、「明確なコンセプトに基づいた情報発信が出来る人」が利用しないと、相当格好悪いことになってしまうということである。個人の情報発信ツールが充実するのは良いが、利用者もそれ相応にレベル・スキルが無ければ、路傍に転がる石のようなサイトになるだけでなく、いたずらに個人情報をばら撒くだけで終わってしまうのではないだろうか。


というわけで、当サイトは今後も未完成サイトであることを標榜し、それを理由に適当にやっていきたいと思う。なんだかものすごく長い文章で言い訳を述べているような気がするのは気のせいなので、気にしてはいけない。



芸能人格付けチェックお正月特大スペシャル
視聴者投稿ネタと持ちネタの両方を波田陽区にやらせ、どちらが持ちネタであるかを判定させる企画は、当然のことながら一流芸能人の判定ではなく、波田陽区の芸の傾向を知っているか否かによる。のだが、では比較対象が「小学生の考えたネタ」というのは一体どういうことか。頑張れ。




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