今日は12時頃まで学校で自習して、昼からは塾の授業。 今日の塾での授業は、2回目で多分これっきりの、先生とふたりっきり最後の授業。
塾に行くと、他の人たちは今日の夕方まで修学旅行でいないから 私ひとりしか来るはずがないのに、塾で2番目に広い教室の、ど真ん中に座って授業を受けました。
つめれば130人は入れる教室で、私と先生のふたりっきり。 先生と私が前後の机に座っての授業。 先生がめっちゃめちゃ近い…。 先生は、よく私の目を見て話してきたけれど 私は、恥ずかしくてほとんど目が見れなかった…。 そんな調子で、辞書を引いていたとき 私の左手の人差し指と、先生の右手の人差し指が一瞬、触れた…。 こんなこと、今までにだってあったのに なぜだか胸がズキンッとした。
そんなこともありつつ。 ふと授業中、先生がこんなことを言った…。
「毎回授業が紺野ひとりだけだったらええのになぁ (^^)」
先生がそう言ってくれて、私はすごく嬉しかった。 すごく、すごく、すご―――く嬉しかった。 他にも
「学校のイジメ、いけるか…?」 とか、塾の先生なのに学校のことまで気にしてくれたり
「がんばれよ!」 とか、応援してくれたり
「先生が教えてやるわ!」 と私が究極的に苦手な数学を 自分もすっごく苦手なくせに教えてくれようとして、一緒に問題集をにらめっこして考えたり…。
今日と、今週の火曜日の、先生とふたりっきりで過ごした授業は せっかく告る最高のチャンスだったのに、告白なんて全然できる状態じゃなかったけれど クラスの人たちが怖くて、行くのをやめた修学旅行となんて比べ物にならないくらい 楽しくて、忘れられない大切な思い出になった。
先生と一瞬だけど指が触れたとき もっともっと、先生が欲しいと思った。触れたいと思った。 先生が優しければ優しいほど それ以上の幸せを望むようになって…ますます貪欲になっていってしまう…。
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