2005年07月29日(金) 父親で 男を見る目 養われ
22w0d(6ヶ月目)
ここんとこずっと天気がいい。朝からペカッと晴れてすがすがしい。今オーストラリアは真冬だが、ここシドニーは最高気温が20度くらいまで上がる。最低気温も10度くらいで過ごしやすい。窓を開けると、気持ちのよい風がソヨソヨと吹いてくる。早くあのビーチ沿いの家で過ごしたい。時間の流れがさぞかしユルイだろう。
こんなに気持ちのよい気候なのに、浮かない顔の男が一人。相方だ。相方は新婚旅行のときにイタリアで買った、カシミヤのコートを仕事に来ていきたくて仕方がない。毎朝カーテンを開けて、真っ青な空を見上げてため息ばかりついている。この冬でアレを着て行けたのは、天気の悪い日に5回くらい。シドニー住まいにカシミヤのコートはいらなかった。相方よ、タスマニアに行け!
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さてさてその相方だが、相方は根っからのナイト気質で、家族(私、パスカリーナ、腹の子)を守ることに命をかけている男である。家族の幸せが自分の幸せだと断言する。家族が笑顔になるためだったら、自分はどんな犠牲を払うことも覚悟している。例えば、カマキリのメスが交尾の後オスを食べてしまうようなことになっても、仕方がないと言う。
自分の身の回りで相方のような男がいたっけと考えると、いたいた、我が父だ。うちの父は、外界から家族を守ることに一生懸命になって生きてきた男で、外では鬼面で働き、私たちにはハチミツのように甘かった(兄には少し厳しかったが)。私はそんな父を頼もしく思い、常に安心感があった。
父親のような人と結婚したいと思ったことはないが、好みは幼い頃に決まってしまうようで、私のどこかで「男とは命をかけて家族を守ってなんぼ」という価値観が育っていたのだろう。相方と父は見かけは全然違うが、本質は驚くほどよく似ている。
そう考えると、父親というのは、娘の男の好みを大いに左右するわけで、娘の男を見る目を養いたかったら、父親自ら男の手本とならなければいけない。私も相方に、「女の子が生まれたら、男の見本になってることを忘れないでよね」といつも言っている。まぁ、相方は意識しなくても手本となるだろうが。
「娘が生まれたら『お父さん臭い!』とか言って嫌われるのかなぁ、哀しいなぁ」と相方は言うが、頼もしい父はたとえ臭くても嫌われたりしない。私がそうだったから。子供は案外本質を見ているものなのだ。
ただ1つ問題を挙げるとすると、父親により男を見る目を養われた娘は、男の口先だけの口説き文句や見かけにポワンッとなったりしないので、晩婚になること必至である。または、結婚しないで一人で強く生きていくだろう。それもまたいいと思うが。
つづく。
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>>「匿名メールフォーム」へのレス
・本当にいいトコロなのです。
私、ビーチのきれいなオーストラリアに住んでるのに、
ビーチに行ったことは両手で数えられる程度、
泳いだことはただの一度もないんです。
この辺で、せっかくなので、
オーストラリアのビーチを満喫してみようかと思っています。
あの家なら、ビーチで泳いで、水着のまま歩いて帰って、
家でシャワーを浴びることもできるのですよ。
ガイドブックに載ってないビーチだし、
かなり距離の長い砂浜なので、夏もそう込まないと思います。
子供のためにも本当にあそこに決まってほしいです。
そうそう、Rさんのブログについていた、
ベビーのカレンダー真似させてもらいました(ずいぶん前からですが)!
かわいいですよね〜、これ。
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