春菜の日記
日々のこと、脳内のこと、いろんなこと。

2004年03月09日(火) 波久礼雲

誰かが自殺したというニュースを聞くと、
なんだか脳内にぽっかり穴が開いたような
ふわふわしてるけど非常に重苦しい不安感に襲われる。

人生のリセットボタンを自分で押す瞬間・・・・
向こうとこっちの大きな隔たり・・・・

人一人の人生は大きいと思う。
誰の人生でも。
どんなにうまく出来たテレビドラマよりもずっと。

それが、一瞬にして消えてなくなる
大きな喪失感。

喪失感という感情に私は弱い
永遠に失う。なくなる。
寒気と恐怖。








私に大きな波紋を残した幾つかの「死」

nikoさんは私が初めて訪れた、個人サイトを、管理していらした。
そこの掲示板で初めて「春菜」を名乗った。
そこの掲示板で初めて、「パソコンの向こうの人」から言葉をもらった。
nikoさんは絵を描いてて、私は「私も絵を練習して、いつか東京のイベントに出展して、nikoさんに会って、話をするんだ。」と思っていた。
思っていた矢先の「不慮の事故・・・・」
あまりにも突然で、未だに実感がわかないよ。

hideの事故死も突然だったな。。
あの頃は、もう、X−JAPANに夢中になるのを卒業しかけてて
hideが死んでから、幾つかのビデオやCDを買い集めた。
大きな後悔が残った。
この結末が最初からわかっていれば、わたしは貴方にもっと自分の時間を捧げていたであろう。
何回も何回もhideの曲を聞いてはポタポタと涙を落とした。
告別式の献花では、現実を突きつけられたショックで泣き喚いた。
16歳の頃、私はクラスに友達が一人もいなくて成績もビリケツで未来も何も見えなかった。
でも、たった一つの「生きがい」があったの。
家に帰ってから、XやhideのCDを聴いたり、ビデオを観たり、音楽雑誌を買いあさったり・・・・
それだけで充分幸せだった。
ライヴとなれば、もう、半年も前からわくわくしてた。
ワイドショーの某コメンテーターがhideの告別式で泣き叫ぶ女の子たちを見て
「集団ヒステリーだ」と言った。許せなかった。
あんたに私らの何がわかるんだ
hideが死んだとき、私は21だったけど、だんだんとhideの歳に近づいてきた。
そして、貴方と同い年になるであろう日に私は何を思うのか・・・・







向かって右が約10年前の私。




でも、死は人と人を遠ざけるけど逆に近づけもする。
だって、こころの中でいつでもあなたに逢える。
いつもあなたが見守ってくれているであろうと信じることができる。
残された人にとって、それだけはみな平等だから・・・・・・


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