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■ 互いが悲しい。
「今日、二本包丁を研いだから指がふやけまくりだ。」
と、彼からメールが入りました。
今日の彼は、ファミリーの日です。
別れた奥さんの庖丁をといであげたのね?
私は彼に、
「やっぱり、何のかんの言っても大切に思っているのね。」
と、返信しました。
私には、
庖丁を研いでくれる人はいません。
電動庖丁研ぎ機ならあるケド・・・・・・・・・・・・・・・・。
「おまえね、何言ってるの。
自分でラーメン作るとき、葱が刻みにくかったから、ついでに研いであげただけだよ。」
だって、研いだの 二本だもん。
葱刻むだけなら、一本だけ研げばいいことだもん。
二本目のソレは、愛でしょ?
そしたら彼は、こうも言いました。
相互理解したいから
何でも隠さず話してねと、
言い出したのは私です。
彼は、
二人の間の事だけ話題にしようねと
最初
そういったはずでした。
それは、
まるごとの人生を
互いに理解し合うような係わり合い方をしたかったからでした。
でも、それゆえ
ちいさな衝撃が
幾度も幾度もきます。
でも、それでも全てを理解し合いたい。
それは、男と女という
一点でのみの接触を持ちたくなかったからでした。
でも結局私たちにはそういう接点しかもてそうにありません。
ある一点でのみしかクロスしない私と彼の人生が
なんだかとても淋しい物に思えて
つい、
「別れた奥さんに、あなたを返そうかと一瞬おもったわ。」
と、続けて送信してしまいました。
彼が別れた奥さんの庖丁を研いであげたこと。
それ以外に、
私の私生活上の心の動揺が
私をさらにナーバスなものに仕立てていたのですが、
彼にはそんな事まで判りません。
私たちに今足りないのは
多分、
会話です。
小さなフォト日録 今日は 【 ニアミス 】
BBS
2003年03月22日(土)
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