るり子の日録【愛が終わる日】
るり子の日録【愛が終わる日】
るり子



 バスルームの劣情

二人でバスを使い

バスタブの中で戯れているうちに、

興が乗り 劣情に駆られ、

バスルームで愛しあうことになる私たち。






当然そこは、物理的に限度がある場所なので

「るり子、ベッドに移動しよう。」

と、いうことになります。





バスルームを出て、

白い大ぶりのバスタオルで

互いの肢体を拭きながら、

絡まる互いの瞳の奥で

彼が私に無言の意思を伝えます。





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彼は本来、

ああしろ こうしろと、命令を下す事を好まないタイプです。

自分がフィニッシュを迎え、快感を得るよりも、

私が充分感じて乱れる姿に

むしろ大きな悦びを見出す

彼。




その彼が、

私に命令する数少ないその行為。

その行為に

強い悦びを見出している私自身が

いる。




彼自身は、

決してその行為も、また命令するという行為自体も

どちらも好まない事なのに、

おそらく、

〔そうされたいと願っているのだろう私の心〕を汲んで

彼は 私をひざまずかせ

私を支配する

ふりをする。




重層の

彼の深い愛を

私はそこに垣間見る。




「難しい男を、るり子は好きになったね。」

彼と私が恋愛関係を結んだ時

彼が私にそう言いました。






「そうかなぁ、私だってかなり一筋縄ではいかないタイプかもよ。(笑)」

というような言葉をその時返した・・・・・・・・・・、

ような気のする

私。





そのころは、

今ほど彼の心のありようを

私は理解していなかったのかもしれません。



確かに

私は、

妥協を知らない

強い意思を持った難しいナイーブな人を

好きになったと




今更ながら 

思います。




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He 依然予定は、直前にならないとわからないなぁ。
I私たちの目的は、どこに定めたらいいの?
He それはもちろん、逢いたいという事だろ?
Iうんそう、逢うこと 逢いたい事。
Heだからね、逢うために最善を尽くして、その次は最大の時間を割く努力をして、その次にできれば共に朝を迎えられるような、そんな努力をするんだよ。

はい、そのとおりでございます。^^


BBS

2002年11月19日(火)
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