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■ 彼女は女の子で、るり子は女。
過去の人を
完全に過去のものにする
その作業が
自分の中で
程なく終わりそうです。
フレッツなんていう概念のないあのころ、
毎日私がオンラインになると
待っていたようにチャットに誘い
メールも毎日交換したね。
電話で
夜どうし7時間話していた事もあった。
逢いに行ったほうが
ずっといいのにね。
眠いといったら
僕にはありえない概念だよ、好きな人と話してて眠くなるなんて
と、
がっかりした声で言ってたね。
過ぎ去った
私の
恋。
確かに別の人生が
スタンバってた。
今より幸せに暮らしていたかもしれない。
でも、
どんな理由があったにせよ
選択しなかったのは
この私自身なのだ。
結婚相手に選んだ看護婦さんは「女の子」で、
るり子は「女」だ
と、
過去の人は言った。
看護婦さんの欠点を
僕が一生かけて補っていこうと思う
と、
過去の人は言った。
るり子は、ずっと僕の体の一部だから
幸せでいて欲しいと、
泣かせる余計な台詞を残して
過去の人は去っていった。
そして今、
一日の95パーセントは 仕事の事を考えている人生だと、
過去の人の近況に書かれていた。
それは何を意味するのか
そんなことは
考えまい。
過去の人のその職種の定年は
たしか45才だったと記憶している。
研究開発ならではの定年設定だ。
まだ十年以上ある。
そんな事まで覚えている自分。
なぜ?
それは、
共に歩む人生のはずだったから。
少しだけ
やっぱり
心が痛い。
ネットで検索すれば、
過去の人の研究テーマが出てくる。
主任研究員という肩書きがついている。
私は
人知れず
過去の人にも知られず
過去の人の
輝かしい人生を祈ろう。
ばいばい A。
元気でね。
BBS
2002年10月20日(日)
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