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■ お前の足に破片が刺さらないように
海の見えるラブホで
潮騒の音を聴きながら
バルコニーで涼んでいました。
傍でタバコを燻らす彼もまた全裸です。
ガーデンチェア―がありました。
それに座っていた彼が私に言いました。
「るり、俺の上に座ってごらん。」
すんなり彼のジュニアを受け入れる 私のボディー。
今日の彼は三時間半睡眠でした。
連日のハードスケジュールの合い間に
逢瀬をもつ意味。
そしてそのエネルギーは
どこから来るの?
ラブホの
クイーンサイズのダブルベッドの天井には
ミラーが貼られていました。
「設計プランを書くときは、こういう天井は楽なんだ。
格子を引いてミラーと書けばいいのさ。デザインの必要がないんだよ。」
「楽なわりに、天井の鏡は素敵よ。ほらぁ、私たちくっついてすごく仲良し。(笑)」
えっちのインターバルも
私を抱き寄せ 決して離さない彼の左側で
彼に寄り添い絡み付いている姿は、
とっても綺麗。
「白と黒のコントラストが鮮やかだなぁ。」
そう、日焼けした彼の褐色のボディーと
薄明かりの中に 白く浮かぶ私の肢体。
彼は おとこ、
私は おんな。
灯りの照度をあげて
彼が私の二プルスを愛撫しだしました。
彼の目は
天井のミラーを見つめています。
私のボディーが
やがて
緩やかにたおやかに 反応しはじめます。
「るり、快感の波がお前の体に広がっていく様子が、ミラーによく映るよ。」
薄目をあけてミラーを一瞥すると
かなり艶かしい私がいました。
自分の知らない自分自身でした。
状況を一瞥できた
少し前の私は もう既にいません。
眩い光の中で
羞恥心が快楽の渦に負けた
私のボディー。
うっかり私は
床に灰皿を落とし、
灰皿の中のタバコの灰とドリップコーヒーが
床に散乱してしまいました。
灰皿も割れてしまいました。
えっちの合い間に、
彼が私のためにケーキのルームサービスを頼んでくれました。
カットフルーツをオーダーしてやろうか
という彼に、
私はケーキがいいと言ったのです。
ケーキを待つあいだに
われた灰皿の破片やコーヒーかすを彼がお掃除していました。
「るり、お前はいつも素足で歩き回るから。お前の足に破片が刺さらないようにね。」
と、言って。
平気な顔をしていた私の 心の中は
その さり気ない彼が示した思いやりに
うるうる
涙がち。
携 帯 電 話 | I | お昼、パスタにしたのね。 | He | あぁ、湘南のマップも仕入れたぞ。(笑) | I | 予定どうり、なら 行くね。 | He | あぁ、五時間は時間がとれるな。 | I | フレックスでゴー よ。(笑) |
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お気に入りの私のスポーツカーに、いつか乗るぞと彼は密かに思っていたようです。でも、私の運転に彼は「荒い」とひと言(笑)。確かに荒い、認めます(爆)。 BBS
2002年10月03日(木)
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