るり子の日録【愛が終わる日】
るり子の日録【愛が終わる日】
るり子



 恋ごころが始まって

今日の彼は

某所で運動会。





DNA的に間違いのない

今日は 彼のお子の

運動会。







こういう日くらい

親権はなくとも

父親になったっていい。







私のことは忘れていい。








ような

でも、淋しいような。









まどろみの枕もとに届いたきりの

彼からのメール。





それ以来 お昼を過ぎても

うんとも

すんとも

鳴らない私の携帯。







携帯で呼び出されるうざさに耐えかねて

AUからDoCoMoに替えて以来、

ほんの数人にしか

教えていない

超プライベートな私のこの携帯。






欲する人からしか受信しない

すこぶる快適なはずの私のケータイ

が、

今日は妙に 淋しい。







「このメールに返信が届くまでの間隔が、私への気持ちの深度だって認識しちゃうな。

メール一行出すのって簡単だもん。ちょっち、すね子。」








と、

よせばいいのに送信したのは

13:55。








16:18に

着信音が鳴る。





↑エンピツ投票ボタン

My追加


もっといろいろな言い訳が返ってくると 思ったのに





完璧な返信です。





去年の今ごろだって

ちゃんと運動会はあったわけで、




そして

既にわたしたちには

親しい感情が芽生えていたはずなのに











全然 動揺がなかった。

それこそ

深度が浅かったからです。









互いの存在を気にしだしてから 一年半。






恋ごころが始まって 一年が過ぎました。






BBS

2002年09月29日(日)
*BACK**LIST**NEXT*
初日 最新 目次 MAIL
日記リンク

My追加