るり子の日録【愛が終わる日】
るり子の日録【愛が終わる日】
るり子



 吾を あざ笑えトビ

「昨日も一昨日も、お休みメール出せなくて、ごめんよ。」







かつての妻子が

泊まりにきて

襖を隔てた隣室で

休んでいると

彼が言う










「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

何か明るい調子でおしゃべりしたけれど

その内容を

すっかり忘れてしまった。








そうか、

「あなたがメールをくれないのは、誰かを抱いている証拠。では決して「ない」のだけは確信できるから、私は全然平気。」

そう、

私は確か

そう言った。









「夜のメールが出せないのは、すごく淋しいなぁ。」

と彼が言う。





そして、





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と、彼が言う。






私も



彼も



妻だった人も。



なんて

悲しい、


なんて

淋しい。







天(あま) 高く

トビの舞う

秋空に 弧を描き

舞うトビ 下界を いかに知る




鳥なれば

トビなれば

叶わぬ夢など いだくまい

許されぬ恋も なきものを




掃き溜めに 

居て 惑う吾を 




あざ笑えトビ






携 帯 電 話
I今日はどこにいるの?
Heはい、論理的な君の彼は今、事務所です。(笑)
Iわはは。読んだのね。(笑)
He迂闊な事を喋れないね、君には。(笑)
迂闊な事言って言って。寸止め保って書くから大丈夫(笑)。



ということで、秋ですね。下手な詩を寸止め的に、吟じてみました。^^;
BBS

2002年09月19日(木)
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