台所のすみっちょ...風子

 

 

記憶力。 - 2004年05月18日(火)

私の父は60代後半。

今でも仕事を続けているせいか、

判断力はもちろん、記憶力も衰え知らずでなかなかのものだ、、と、

娘である私は思っている。

だが、どういうわけか、彼は私の旦那の名前を良く忘れてしまう。


今日の夜もそうだった。

一週間遅れで実家に送った母の日のプレゼントの、

届く日にちと時間帯を連絡した時のことである。

肝心の母は不在で、

電話口には父が出たのだが、自分の宛ての荷物ではないからか、

彼は「あ〜」とか「へ〜」とか話半分に聞くといった感じ。

そして、私の話が終わるか終わらないかのうちに、

自分勝手にも、来月の父の日についての話をし始めたのだった。

それは、今年の父の日のプレゼントは、一階にいることの多い母と、

2階の部屋にいる自分との連絡が取り易いように、

子機同士で話ができる電話がいい、、結構高いと思うから、

くれるのなら、もう当分父の日には何もいらない、というものだった。


確かに、かなり高めのプレゼント。

だが、父は子供に頼ることが何よりも苦手な人。

それを知ってるだけに、改めてそう言われると

娘としてはなんだかうれしい。

費用を半分負担する妹と相談もしなければならないのだが、

取りあえず

「うん、わかった、ちょっと電気屋で見ておくわ」と

返事をすると、父はそれでな・・と言葉を足した。

「俺は機械に弱いから、送るだけこっちに送ってもらって
 設置とか短縮の設定とかはお前達が盆に帰って来た時、
 どっちかの旦那がやってくれや。
 T君(妹の旦那)でもいいし、、ほらおまえの、、
 おまえの、、ほら、、おまえの、、え〜なんだったっけ〜
 ほら、、おまえの旦那のぉ〜、、あのぉ〜、、
 そう!ゴリラ!!ゴリラでもいいぞ!」と・・。


お父さん・・忘れないで・・

たぶん、彼の顔が頭に浮かんだんだと思うけど・・

私の旦那は人間よ。



おしまい。


...




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