台所のすみっちょ...風子

 

 

不器用。 - 2004年02月09日(月)

高校生の時、

「おまえが作ったクッキーが食べたい」という

彼氏の申し出に対し、「いいよぉ〜、任しておいてぇ〜!」と

弾んで見せ、実はその作業の大半を当時中学生だった妹に

頑張らせ、「美味しかったよ!」と誉められるやいなや、

全部自分でこしらえたふりをして、手柄を独り占めに

した私が、時を経た今、同じようなピンチを迎えようとしている。


最近、旦那が「ケーキを作ってくれよ〜」とうるさい。

去年買ったオーブン付きレンジのせいであった。

台所の換気扇の下でタバコを2人で吸う度に、

側にあるレンジを見ては、そう言ってくる。

もちろん、それを選んだのは私。

だが、”機能がある”というだけで、

これからも私の人生にクッキーやケーキを作る予定は、ない。


そんな”妻”という私を充分理解しているハズの彼であるのに、

今回ばかりは引かない。

「私さ〜、不器用じゃん・・」と断ってみるのだが、ダメである。


毎晩繰り返される。

「作ってよ〜」

「いや、、不器用ですから・・」というやり取り。



「不器用ですから」

この言葉を言って許されるのは、

網走番外地などでお馴染みな、本当に演技が不器用な俳優、

高○健ぐらいなもんだと、私はここのところ痛切に感じている。


おしまい。


...




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