つぶやき三郎。 - 2002年08月27日(火) 実家の冷蔵庫から魚を初めとして タンマリと生鮮食品を貰ってきたので、 帰ってきた夜は大変だった。 ほとんど冷凍したものを持ってきたので、 安心だとは思うが、油断してはいけない。 帰ってくるまでの道中で溶けかかってしまって いたからだ。 悪くなる前に一刻も早く冷凍室&冷蔵室に 納めてしまわねば! 中身がパンパンと詰まり、軽く5キロはあると思われる 手提げ袋をうんしょ、う〜んしょと台所に運ぶ。 扉を開け、中に入ってる物をはじっこに除けたり しながら、 「ハハハいやぁ〜〜、まいったな〜全部はいるかなぁ〜」 とうれしいつぶやき一回目〜。 急に家計が豊かになった気がして、笑いが 止まらないではないか。 ホクホク顔で全部しまい込んだ後、 「あっそういえば、野菜室には何もないハズ。明日の買い物の 為にあるものチェックしておくか〜。」 私ったら何だかいつになく気のきく奥さん! 「さ〜てと!」 ガラガラガラ・・・・・と開けてみる。 すると、そこにはすごい光景が・・やっぱり(笑)待っていた。 まずにんじんは、にん爺(なんちゃってぇ)と改名できる ほど老け込んでいて、しわしわのガビガビでミイラのようである。 空いた牛乳パックの中に入れといたクレソンは まるでドライフラワー。 野菜室の底で横たわっていた白菜はすっかりセピア色に。 あ〜あ、永遠の眠りについちゃった。てな感じである。 でも一番変わってしまったのはシメジ。 個体だったハズがまっ茶色の液体に・・。 それでもシメジと判別できたのは、頭のてっぺんの かさの部分がポツン、ポツンと残っていたから。 2週間前までは見慣れていた野菜室が、今ではすっかり 考古学博物館と化している。 ゲェ〜、、、古くて見たこともないような物だらけだ。 「いやぁ〜、参ったな〜・・」なんて今度は愕然と した2度目のつぶやきが口からポロリ。 やっぱりダメね、私って。主婦には向いてないんだわ。 と自分自身の再認識も終わったところで、風呂にでも 入るかと思い立ちパンツを持ってうろついている私に 旦那がニッコニッコしながら話かける。 「疲れただろ〜。お風呂掃除しといたよ〜。 きれいなお風呂に入ってもらおうと思ってさ〜。」 泣ける。泣ける話である。 「ありがとう。」とお礼を言って、浴室に行ってみると 新潟に行く前は決してキレイとは言えなかった浴室が 天井から、壁、床、浴槽までホント〜にピッカピカ。 「いやぁ〜、まいったなぁ〜。」 シャーシャーとシャワーを浴びながら3度目のひと言は小声で つぶやく私であった。 おしまい。 ...
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