台所のすみっちょ...風子

 

 

帰ってきたフーテン - 2002年08月26日(月)

ただいま〜!皆さん元気ですかぁ〜!?

やっと戻ってまいりました。

しかし、東京は暑いね〜、イヤだね〜!

新潟は涼しかったゾ〜。

朝晩、あっ、昼もそこそこに。

寝るときなんてトレーナー着て毛布かけて寝たぐらい。

さすが雪国だ。


それにしても、今年の私は例年になくアクティブ。

友達との飲み会は恒例だとしても、泊まりがけで遊ぶやら

実家から高速で一時間の友人の所までトコトコ出掛けるわ

海にも行っちゃったりして、実家のソファにど〜んと座って

テレビ見ながら耳掻きばかりしていたいつもの夏とは大違い。

古町、万代シティー、柏崎〜と出没する華麗な姿は

もう、すっかり地元っ子!

で、調子こいて喋ってた新潟弁がこっちに帰って

も抜けなかったらどーしようなんて・・・

・・・そんなことしか心配事が無い有様。


でも、なんたって極楽だったのは家事をしなくて

も良かったこと。

こっちにいる時のように「今日の夕飯どーしましょ」

と思い悩んだり(実は全然悩んだことないけど・・)

風呂洗ったり、トイレを掃除することもナイナイ。

家に居るときは、ひたすら母親の作った私好みの料理を

平らげるのみ。

例えば「ねえ、今晩お肉にしようと思うんだけど」

という申し出には

「う〜ん、サッパリしたのがいいな〜」

と返せば、ちゃーんと食卓にはそうめんが乗っかるのだ。

う〜ん、余は満足、満足。

一応は「何か手伝ってもらいたいことあるぅ〜?」

と聞くのだが「別に〜〜〜」と必ず断られてしまう。

そうなりゃあ主婦としてまだひよっこの私は

ツツツ〜〜と引き下がるしかあるまい。

それに、私の母は異常に元気者。

足の裏にバネがついているかと思わせるほど

そのフットワークは軽い。

あっちにびよ〜〜〜〜ん

こっちにびよ〜〜〜〜ん

あさっての方向にびよよよよ〜〜〜〜ん


まるでドクター中松ばり。


なので、私が何かしようと思い立っても、

その強力なバネを持つ母”おんな中松”によって

先手を打たれてしまうのである。

だから

母は びよ〜〜〜ん びよ〜〜〜〜ん

私は 楽ちん 楽ちん 

びよ〜〜〜ん びよ〜〜〜〜ん

楽ちん 楽ちん

が繰り返されることとなる。

そして、いよいよ帰る日が近づくと家中の缶詰や調味料、

台所用品やら乾物類やらを宅配便でこっちに送り、

東京に戻る当日には冷蔵庫中の生鮮食料品まで

タンマリとちょうだいする始末。

娘が去った後の実家は山賊にあった旅人のように

身ぐるみ剥がれてスッカラカン。


しかし母ももう65歳。

いい歳した私がフラ〜っとやって来ては

こんなやりたい放題でいいのか。


おかあさん こんな娘でごめんなさい。         

                おしまい。


...




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