台所のすみっちょ...風子

 

 

四谷のブチ - 2002年08月09日(金)

つい先日、四谷駅構内でのこと。

テケテケと改札を通って、階段を降りようとした時、

不思議な文言が目に入った。

それは「ブチ」

よく見てみると、B全ぐらいの大きさの

ポスターにでデッカク

「お前が帰ってきてくれて、ブチうれしい!」

とある。

そのコピーの後ろには、父親だったらちょっとイヤだが、

叔父さんだったらまあ許せる・・といった感じの

人の素晴らしく良さそげなハゲたオヤジが

ニンマリと笑っている写真。

下の方には「山口県」の文字。

どうやら「山口県出身のみなさぁ〜ん!帰省してね〜夏!」

という主旨のポスターらしい。


「ブチ」といえば「まだら模様」のことではないのか。

ブチな犬ブチな猫などと、犬や猫に使うと相場が決まってる。

「ブチ?ブチ?ブチ?ブチ?ブチ?ブチ?ブチ?・・」

もうその瞬間から頭の中が「ブチ」だらけだ。

なので、そのコピーの「ブチ」を「まだら」という

言葉に置き換えてみたりする。

「お前が帰ってきてくれて、まだら うれしい!」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?」


        違う。


ハテ?でもこの言葉には聞き覚えがある。

考えること数分。

そうそう!この言葉はたまに旦那が口にするやつだ。

旦那はフグでお馴染みの山口県は下関出身。

「ブチ」というのは、山口弁で「スッゴク!」とか「とっても」

という意味だと聞いたことがあったではないか!

先のコピーは「お前が帰ってきてくれてスッゴクうれしい!」

てなことになるのだ。

な〜るほど!これで意味が通じた。

ちなみに私の実家のある新潟では「スッゴク!」

を意味する方言は「なまら」

う〜ん、なんかナマコみたいで怪しい。

こんなちっちゃい日本でも、

ところ変われば「スッゴク!」違う・・・等とダジャレめいた

結論を胸に次ぎの目的地へ急ぐ私であった。

                  おしまい。



...




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