告白は喉の奥
L.ニトロ



いつかクラッシュ


純粋に純粋に純粋に…と、
最大限の努力を持ってして、求める余分の混じらない自分の気持ち。

浮かんでくるのは感情ではなく、あなたの笑顔でも声でもなく。
背中。
斜め後ろから見る後ろ姿。

何故だか向けられる背中。
思い出すのは逸らされたままの視線や後ろ姿。

ところで最近心理学に詳しくなってしまいました。
逸らされる視線とか。
反応とか言動とか。
分析にも意味がない。

目を瞑って両手で耳を塞いで、うっかり滑ってしまいそうな口を噤む。

アクセルを踏み込む足を離さないままで、ブレーキも踏む。
無茶をやっている自覚はある。いつも。


その後ろ姿がいつか振り返ったら、アクセルを緩めざるを得ないけど。
もしかしたら背中に聞く高いエンジン音に、振り返れずにいるのかもしれない。

いつか事故るよね。気を付けないと。


上手に黙っていられますように。
上手に黙っていられますように。

2005年06月20日(月)
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