告白は喉の奥
L.ニトロ



スメル。


ええと、あなたに電話してみよう。
…というところで、妨害にあった。
最近知り合った年下の男の子。

ねえ。可愛いのにねえ。
っていうかカワイイモノ好きだな、私。

だけどねえ、あなたじゃなきゃいけない理由は?
あのねえ。
いい匂いがするんだ。
それはヒステリーを招く匂いなんだ。
それはダークサイドの人間とか、変態とかを惹きつける匂いなんだ。
だから、聞いたことはないけどきっと。
あなた、恋人に傷つけられたこととか多いでしょ。
あなたに原因がある訳だけども、一概にあなたが悪いとは言い難いんだよねえ、それって。

いい匂い、してるからね。
残念だなあ。
好きにならなければきっと、もっとあなたの観念とか感性とかに深く食い込めたかもしれないのに。
本当に、良いお友達になれたかもしれないのに。


幸せになって欲しいよ。
だから、残念。
好きになってしまうなんてねえ。

2004年05月18日(火)
初日 最新 目次 MAIL


My追加