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■解け合える、という、哀しさ
元気を、分けてもらおうと思ったんだった。 ひとりは弱いから。 ひとりじゃない人から、元気のお裾分けをとか、甘えたことを思って。
疲れていた二人で、心の深いところに触れてしまい。 触れて「しまった」などとは、あなたはきっと思わない。 何もかもが、私には哀しい。
あなたの言ってることを理解できることも、 それをあなたの恋人が理解できないことも、 そんなことは意味がなくて。 暗いところを一緒に歩ける人を探してなんかいない。 ずっと。 だけどあなたがそこにいたいなら、もしかしたら、 …あなたの恋人よりも私の方が、上手に手を引けるね。 一緒に歩いて、そうして、
…ゆるせるよ、あなたを丸ごと。存在ごと。価値観ごと。 意味がないね。 その方が楽だとしても、あなたは許してくれる人を探すわけじゃない。 その道が苦しくないとしても、私は暗いところを歩きたいわけじゃない。
なんの意味もないね。 あなたの優しさも、私の寛容さも。
出逢うのが遅すぎたの、かもね。 好きな人を幸せにしたいと思う。安らいでふたり、暮らしていきたいと思う。 誰も幸せにできないと思う。安らぎなど私を苦しめるだけだと知っている。 自分を信じていた頃なら、自分の方が理解できるという理由で、あなたを抱き締められた。
告白は喉の奥。 飲み込めず、吐き出せず。 幸福になりたいとすら、思えないんだ。
2004年05月05日(水)
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