今日もガサゴソ
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編み物や針仕事は、概ね、単純作業の繰り返しなので 手を動かしているうちに心が自由に遊び始めるようです。
たいしたことは考えていなくて 夕ご飯になに作ろうかなとか うろ覚えの歌のフレーズを繰り返していたりとか 懐かしいことを思い出していたり 誰かのことを考えていたり
絵を描くとか文章を練っている時とはぜんぜん違う 気楽で他愛もないことばかりを 思いえがいていて どうしてか腹の立つようなことは考えていないみたい。
気持ちが波立っているときは そもそも、針を持つ手がうわすべりして 仕事にならないもの。 手に付かない、って良く言ったものだと思います。
キルト作りをするようになって 一番良かったと思うのは 指先からスウ〜ッと何かが抜けていって 心が澄んでくるような気持ちよさを味わうようになったことです。
堂々巡りの他愛もない思考回路は ちっとも発展しないけれど 創作意欲の空回りで焦燥感に苛まれることが とても少なくなりました。
手仕事って精神衛生に非常によろしいと実感します。 少なくとも、私には、劇的に?効きましたよ。
作品?
ああ、作品の出来具合は問題ではありません。 もっと大事なのは、休み休みでも続けることでしょう。 続けていさえすれば、いつか必ず、完成するもの。
少しずつ積み重ねていけば それなりの前進はあるものです。
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