就職のため上京してニ、三年過ぎたころ
ふらっと入った書店で｢パッチワーク・キルト」という
本を見つけました。

いつも行く書店では見る棚が決まっていたりするから
なかなか出会えなかったんだろうね。

仕事とオートバイが楽しくて
手作りの楽しさから遠ざかっていたし、
なんだか忘れていた自分を取り戻したみたいで
嬉しくて少し高価なその本を購入しました。

パッチワーク・キルト
　　　　　　　秦泉寺　由子著　マコー社

当時、日本では凄い勢いで広まっており
専門誌が登場したり、様々な場所で教室が開かれる
ようになっていました。
高価な輸入物のコットン生地が手芸店で
目につくようになっていました。

とりあえず、私は
一冊の本を何度も何度も読むことから
はじめました。
布を持っていなかったし
ジックリと取り組む時間も持っていなかったのでした。

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