体のバランス
食事のバランス
物のバランス
私たちは 無意識のうちに「バランス」を保とうとしている 人類はじまって以来!? ずっとバランスを保つように過ごしてきたのかもしれない
美しく・・・均等に・・・ 目に見えるものはそれなりにバランスの有無が理解できる あえて崩すと美しいこともあるが・・・
このごろ感じるのは 目に見えないバランスだ 人と人とのバランス・・・ 目に見えないだけに バランスをとるのが難しい
知り合ってから たくさんの時を共に過ごして 価値観が似ていたり 好みが同じであったりすることで 相手を近くに感じるもの・・・
お互いに一定の距離を置き 出過ぎず引き過ぎず・・・・ 弱いところは補われ 余力は分け与えあう
人と人とのバランスは こんな事から生まれ 保たれる そこには 信頼関係が生まれる
・・・・・どうしてだろう
せっかくとれたバランスであっても とても簡単に崩れてしまうのである 人の心はいつも同じではないということなのか・・・
気になり始めると どうにも心が重くなってくる ちょっとした相手の言動 あるいはその時の体調の悪さもあるのだろうか それとも 月が原因か 潮の満ち干きか 天気の良し悪しか ・・・・カルシウム不足かも? 信じる事 頼り頼られる事の負担・・・ 相手は変わらずに考えているであろうに 自分だけが こんな気持ちになってしまった・・・ 相手には申し訳ないが これ以上受け入れられない ・・・・彼女が胸のうちを伝えた
バランスが崩れたのだろう お互いが必要としあっているときには感じなかった負担 心を許した相手が 彼女以上に頼り 答えを求め 時を共有したいと思い始めた 彼女の許容をはるかに越えてしまっていた 人と人とのバランスを保つ「距離」 目には見えないものだから どうしても気がつかないうちに 踏み込んでしまうのは 仕方がないことなのだろう
大切な2人の友人を前に 私はまごまごとして・・・・ シーソーのまん中に立って 釣り合い良く動くように 右に寄ったり左に寄ったりする子供みたいである・・・
ピカソ
横向きなのに 目が二つ
左右の耳は上と下
いくつもの線で顔は区切られ
ぱっと開いた手のひら三つ
見れば見るほどわからなかった 実際には無いそれらの形
いつしか理解したいと思い
今では少し好きになった
心で捕らえる物のバランス
人それぞれに求めるバランス
かけ離れて違っていても
心の目で見て わかりあえる
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