いっしょくんの日記

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なんとなく 書くんで〜
なんとなく 読んで下さいね。

2002年06月10日(月)  気

 こんな事がありました。

 1人の人がとても悩んでいたのです
 周りの者からすると
 乗り越えやすい悩みとも思えるのですが・・・
 でも、悩む本人にしてみると
 八方ふさがりで、もうどうにも身動きが取れないのです。
 
 悩みを人に話すということは
 もうそこから解決策が見えているように思いました
 いっぱいになった器のお水を空の器に入れる
 いっぱいの水が入った器は軽くなるわけです
 そして空の器をもった人が多ければ多いほど
 それぞれの負担が軽くなる・・・・
 「私にも入れていいよ」
 みんなの愛で、軽くなるのです

 悩みをもったその人は、人を集めました
 「私の思いを聞いて欲しい」
 誰もが驚いたのです
 いつもおとなしい人なのに
 いったい何があったのかと・・・・
 全員が席につき、話し始めるときは
 それぞれの不安や心配で
 とても重苦しい雰囲気に包まれました
 「何の話だろう・・・」
 
 悩みは、一言一言・・・ゆっくりと、存在感を持って
 彼女の口からみんなの心へそそがれました
 涙を流す人、うつむく人、怒りを感じる人・・・
 ・・・やがて話が終わり
 言葉はそれぞれの心の中に少しだけたまったのです
 ためられた言葉を理解するために
 しばらく沈黙が流れました

 「私も・・・そのことで・・・悩んでいます」
 ある人から、沈黙を破る言葉・・・
 堰を切ったようにそれぞれの思いを語り始める
 
 伝える・・とは、すばらしいことだとつくづく感じました
 それぞれが思いを伝え合う・・・・・・
 そうしていくうちに、そこには「気」が生まれ
 誰もが一人一人の言葉に頷き
 微笑むようになってきたのです
 
 素晴らしい事だと思いました
 思いやる愛だと思いました
 

でも・・・ね・・・・
 心が軽くなり始めた時、そこでは
 見えないところで傷付く者があったのです
 小さな心・・・
 私は・・・あたたかい「気」の後ろで
 傷付き泣き始めた小さな心に気がついて
 そっと抱きしめてあげました
 がたがた震える小さい心を
 ごめんね・・・・ごめんね・・・・

 すばらしい時が作り上げられた瞬間にも
 寂しく傷付く心があるということを
 心にとめなくてはと、反省したのです
 いくつもの心が交差して
 複雑に絡んだ時でした・・・
 


元気を出して・・・



    天使は夜にやってきて

    今日の嫌な事消していく

    毎晩そうしているうちに

    いつの間にやらいいことが

    心の中に残ってく

    楽しいことを覚えてて

    それがどんどん増えたなら

    毎晩あなたの近くにも

    天使が来ている証拠だよ


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