三楽の仕事日記
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2012年03月15日(木) |
北里中学校公開研究会に参加 |
午前は、来年度用の文書点検に集中。1マスにとてつもなく多く情報が盛り込まれていて、その裏付けをとるための資料を参照するだけでも大変。作成者の課長の大変さが身に染みた。
午後から休みをとり小牧市立北里中学校へ。学年末が迫るこの時期に公開研究会を開催する学校は他にあるだろうか。このことだけでも学校の勢いを感じる。学校HPによると山口県・香川県・京都府・大阪府などから、合計31名の参観者があったとのこと。愛西市立佐屋中学校の研究を推進していく3名の皆さんと僕も参加。事務所から学校までの道のりは、授業の話ばかり。これもいい。
公開は1年生の社会科授業。本時の学習課題は「全国統一後の秀吉の生き方に迫れ!」。授業者が果敢に攻める授業で、僕の好きなタイプの授業(笑)。この授業での「攻める」は、生徒のあいまいな発言や抽象的な発言にツッコミをいれ、空中戦にならないように十二分に留意しながら進める授業を指す。こうした教師の日々の姿勢で生徒は育ち、やがては生徒同士での質の高いかかわりあいが生まれてくるはず。助言者はこのことを「様々なことが見えた授業」と評した。なるほど!
僕の一番の興味は佐屋中学校の皆さんがどう感じられたかということ。感想を聞いてみると「参りました」というような状況で、例えば、生徒から「よく分からないので考えさせてください」と教師に願うシーンが何度かあったが、担当学級では「ちょっとみんなで考えてみてごらん」と言っても、あれほど瞬時に全員が話し合いに入るようなことはない。あれだけでも凄い!生徒が本当に自ら学ぼうとしていると感じたと話してくれた。まったくの同感で、この1年間の教科経営の素晴らしい成果をまさに見せてもらった授業だった。
先生方が協議会で語られた生徒個々の状況から、皆さんが実によく生徒を見ていることに感心もしたし、教師の意図的指名のタイミングと生徒のその直前の様子を結び付け、教師の眼力の凄さを見事に事実で語った方など、恐れ入りました、という話し合いが続いた。
参観者に感想や意見を求められた時に、すぐさま挙手をした佐屋中のGさんの姿勢は、同伴の2名に範を示す素晴らしい姿で、こちらも清々しい気持ちにさせてもらえた。
わがままを言って自宅まで送ってもらったが、その道中でも、当然、話題は授業づくりのことばかり。「生徒にもグループで学ぶことのよさを伝えるのでしょうか」という質問を受けた。思い出したのは、愛される学校づくり研究会・教育コラムに書いてもらった北里中教頭の永田先生の原稿。ここを一読してごらん、と伝え忘れたので、あらためてここで紹介。
愛される学校づくり研究会・教育コラム「学校マネジメント考」小牧市立北里中学校教頭 永田春季先生 北里中学校がどのように同僚性を構築し、授業改革に取り組んできたか、その一端が記されている。お勧めです。
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