三楽の仕事日記
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2011年08月06日(土) |
授業で育つ教師の会に参加 |
今回で3年連続となる東田中三ツ山会での落語口演。初年度は「親の顔」、昨年度は「つる」。起床してから今年度のネタを思案。まずは「延陽伯」と決めてネタ繰りを始めるが出てこない。あきらめて「皿屋敷」。山場のネタ繰りをする。これなら大丈夫。米朝全集で「皿屋敷」を2回読んで三ツ山会館へ。
僕の落語の後にマジック・シニア軍団のご出演があるとのこと。皆さん、楽屋となっている和室でマジックネタの仕込み中。僕は浴衣に着替えて、和室奥で出番を待つ。寄席の楽屋を髣髴させるこの和室。僕は真打気分。お声がかかって、マジックの皆さんより先に高座へ。ということは真打ではなくて、前座だ(笑)。
会場に入るなり、皆さんから拍手が起こる。「お久しぶり」という声もかかる。これも3年連続ならでは。感激。
まずは昨年度のまくら「食道アカラシア手術記」を思い出してもらって、お互い元気で会えたことに感謝。仲間から聞いた大震災支援体験記と題して、被災地の厳しさ、温かさ、子どもの純粋さを語る。そして「皿屋敷」へ。
ツボ、ツボで大きな笑いをいただき、3年ぶりに演じた「皿屋敷」も無事オチまで。楽屋に戻ろうとしたら「先生に問題を考えてきたよ。答えてよ」というお父さん登場。なんと立川志の輔落語をネタにしたユーモア質問集を僕のためにわざわざこしらえてきてくださった。これにも感激。「来年もお願いします」と会長さんから依頼を受け、お約束。心地よい汗をかいて帰宅。
星城大学へ向かう。第3回「授業で育つ教師の会」に参加。今日は問題解決学習実践セミナー。オーガナイザーは深谷孟延先生。久しぶりに深谷先生にお会いしたいという気持ちもあっての本日の参加。温かい声をかけていただき、会の冒頭から感激。
今日は「小6社会 『でっかい大仏』授業者:萩野嘉美(1998年出版)」の授業記録をもとに皆さんで学ぶ。
まずはそれぞれが授業記録を読んでの感想を述べ合う。僕は次のようなことを話す。 ・ 久しぶりの授業記録をもとにした授業検討会に参加。 ・ 「授業記録を読む」とはどういうことか。皆さんはどのような視点で読んでおられるのか。記録から授業を的確にとらえるために皆さんは工夫されておられることはないか。例えば、齋藤孝の3色ボールペンのような手立てはないか。これを交流したい。 ・ 「追究構想力」という言葉が新鮮。ものすごい高いレベルの力だと思うが、いかがか。 ・ この授業者は子どもがイメージをふくらませることにこだわっている。どこでふくらんだのかを記録から追った。 ・ 発言記録50番目の教師の意図が読み取れない。 ・ 実によく鍛えられている子どもたちに感心している。
全員の発表がすんだところで、「深谷は何をやってきたかをまずお示ししましょう」と資料が配られた。深谷先生が授業記録を読み解いたメモだ。あの膨大な授業記録(授業中のすべて発言記録)がA4判2枚にすっきりとまとめられている。授業が実にうまく整理され、構造化されていて、子ども同士の発言のかかわりもよく分かる。芸術的といってもいい資料。しかも3色。まさに僕の最初の投げかけに応えていただいたわけで、この資料をいただけただけでも満足。
皆さんと授業記録をもとにディスカッション。僕が疑問に思った教師の発言が論議の中心となったのもうれしい。イメージをふくらませることができたのかという論議も実に楽しい。
深谷先生に「いただいた資料に感激しました」とお伝えすると「あのように授業記録をまとめるのは俺の趣味みたいなものでね。あのようにまとめることができる授業が少ないのが残念だよ」と一言。電車の中で再度資料を見ながら、皆さんの意見や深谷先生のコメントを反芻。とても良い刺激をいただいた。エネルギーが湧く。
8日の校長会研修会での話の組み立てを大きく変えることを決心。プレゼンの作り直し開始。今日も充実した1日。
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