三楽の仕事日記
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2010年02月22日(月) ニートの捉え違い

 月曜日。先週金曜日は終日出張。予想通り、机上は決裁板の数段積み。勤務開始前の処理を目指して必死に文書に目を通す。

 学校マネジメント推進協議会への出張復命書作成。庁内ネットで旅費精算払い入力。文科省から来年度の法定教科書展示会の日程案が届く。関係機関への連絡文書作成。来年度の課内分掌について主査同士で検討。月曜日に多い○○メール対応。

 議会が開会となり、様々な情報が入ってくる。我がグループに係わる事項(ここのところ何かと話題となるキャリア教育)が一つ増えて、さっそくその対応。ちょうど読み終えた本が役立つ。
 
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  「ニート」って言うな!」 (本田由紀・内藤朝雄・後藤和智著、光文社新書)を読了。「ニート」という言葉は行政でもよく耳にする言葉で、本県においてもニート対策の様々な施策が考えられている。本書を読んで、「ニート」について正確にとらえていなかった自分を思い知らされた。ニート対策は他部局の仕事とはいえ、「だから○○施策なのだ。本県はニートを正確にとらえている」と、今頃その妥当性を確認した次第である。ここにニートの捉え違いを示している記述を転記しておく。誰が捉え違いを生み出したのか、その要因分析が書籍の半分を占めている。僕には、この部分が面白くて興味深かった。

 本来であれば、若年層が「ニート」になるという現象に関しては、本人や親の責任だけを追究するのではなく、社会構造の問題にも踏み込まなければならないはずだ。この問題がひとえに就労に関わる問題である以上、企業の労働需要やキャリア教育、および学校の機能の問題を含めて、広い視野で問題が把握されなければならない。
 しかし、現代の我が国における「ニート」をめぐる議論では、その原因が本人の心理状態や親の甘やかしの問題に矮小化されてしまっており、フリーター論がそうであったように、「ニート」論もまた労働政策や生き方の問題ではなく、「今時の困った若者」特有の問題として処理されてしまうようになっている。


2009年02月22日(日) 学校評価研究会
2008年02月22日(金) 受け取り側を想像して!
2007年02月22日(木) 学事業務の連続
2006年02月22日(水) 定例会で夜の光ヶ丘中学校PR
2005年02月22日(火) 難!ジュニアクラブ化推進会議
2004年02月22日(日) 家庭教育講演会にて
2003年02月22日(土) 小雨の土曜日