三楽の仕事日記
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2009年11月17日(火) |
津市立太郎生小学校研究発表会 |
年次休暇を取って、楽しみにしていた津市立太郎生小学校(へき地校、全児童38名)研究発表会に出かける。ご迷惑をかけてはならないと思い、余裕をもって8時30分ごろに愛車で出発。学校間近の道路は、すれ違いができないほど狭い道幅。雨の中、慎重運転を続ける。11時過ぎに無事学校到着。
堀田先生のお迎えに出かけていらっしゃった中林校長先生がお戻り。中村先生もご到着で、校長室は一気に賑やかに。校長先生がご心配だったシンポジウムの打合せ。2本の柱と話す順だけを決めて終了。校長先生は「たったこれだけ?」と、さらに不安になられたかもしれないが、これ以上の打合せはライブ感を低下させることになる。あっさりがいい。これだけのメンバーだから、出たとこ勝負が面白い。
公開開始。全学級のパワーアップタイム(モジュール学習)公開。会場を学校隣接の集会所に移して、1年生から6年生の全児童による合唱。実物投影機、コンピュータを使った模擬授業で、太郎生小の研究内容紹介。そしてシンポジウム。
記録としてとどめておきたいことはいっぱい。 (1)発表会要項を入れた封筒に書かれた「ソンはさせません」の文字! 要項が入った封筒をいただいてびっくり! 「ソンはさせません」という文字が印字されている。 この言葉だけで、発表内容のレベルの高さは分かる。 先生方の心意気が封筒からも伝わってくる。
(2)全校合唱で大感動! 5曲披露してくれた。1年生から6年生まで揃って、誰もが堂々と歌ってくれた。 皆さんにぜひ生歌を聞いていただきたい。 この段階まで達するには、並大抵のことではない。
(3)中林ファミリーはチームワーク抜群! 何度も感じた先生方のチームワーク力。 人数が少ないことがあるとはいえ、皆さん(もちろん中林校長も含む)が動き、皆さんで支え合っている。 そして、皆さんで学んでいる。一緒にいるだけで学びあえる職員集団、高めあえる集団!なんて素晴らしい皆さん。みなさんとご縁をいただいたことに感謝。
(4)日常のそのままを発表! 見てもソンをさせない(状態にした)日常をそのまま発表。 形式張らない、飾らない、大胆な発表会。研究会では何を伝えなくてはいけないのか。それを感じさせてもらえた発表会。 教育長がみえていても挨拶も紹介もなし。来賓もなし。無意味な胸花もなし。
(5)読みたくなる発表要項 「Q&Aで本音を語る」と題したページがA4判28ページ。 発表会に際しての校長の思いがたっぷり詰まった「ちょっと長い前書き」。これは、ちょっとどころの長さではなく9ページ!
間違いなく参会者はこの要項に目を通すはず。モジュール学習での子どもたちの姿と先生方の発表を見て、どうしてこのようになったのか、その詳細を知りたくなったはず。だから目を通す。 皆さん、あまり参考とならなかった研究会への参加後に、要項を読まれますか? だから研究紀要づくりに時間をかけるより、子どもたちの力がつく授業づくりに時間をかけるべきなのです。
ほかにもいろいろ記しておきたいことはあるが、切りがないのでこの辺で。すでに太郎生小学校ホームページには、当日の様子などがすでにアップされているので、皆さんご覧を。私は「掟破りのコーディネータ」と命名していただけました。そのような掟があったとは露知らず(笑)。私をコーディネータにした校長先生の判断ミスですよ。
帰路は名阪のリフレッシュ工事のため大渋滞にまきこまれ、3時間余のドライブ。こんなことはちっとも苦にならない、楽しく充実した1日が終わった。
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