三楽の仕事日記
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2008年11月13日(木) 間違いなく日本の中で最も誇りうる中学校(佐藤学談)

 1日年休をとり、小牧市立応時中学校の公開研究会へ。昨日は小牧中学校、明日は岩崎中学校と小牧市内で三日間連続の研究発表会が開催される。できれば全部の学校を訪問したかったが、とても無理な話。今日はなんとかやり繰りがついて、久しぶりに終日、学校の空気が吸える幸せな1日。

 午前中2時間の授業公開。午後は特設授業1時間、研究協議、講演という日程。1日がこんなに短いとは・・・。それほど充実した1日だったということ。

 全公開学級を見せてもらったが、どの学級の子どもたちも学びに参加している。誰一人として、授業から離れている子どもがいない。これだけの規模の学校、一人くらいは、いてもよさそうなものだが、見つけることができなかった。そんな中学校があるはずはないと思われる方が多いだろうが事実なのだ。これは本当に凄いことだ!
 
 さらに、4人一組での学びでの話し合いをそばだてて聞いていると、日頃からちゃんと関わり合い、学び合っていることがよく分かる。子どもは公開授業日だからそのフリをしているだろうと思われる方もあるだろうが、応時中の子どもたちはそれほど器用ではない(笑)。

 学び合いでは、いくつか思い出すシーンがあるが、特に特設授業・数学の場面。「ねえ、0のとき4っておかしくない?0ということは、何にもないということだよ。なのに4って?」「3のときが16で、2のときが12、1のときが8だから、0のときは4なんだよ」「でも、0というのはタイルがないことだから・・・」というやりとり。実に興味深い質問が仲間から出された。この班はどうするのかと注目していると、級友の疑問をみんなで考え始めた。そのうち「0というのは、赤いタイルがないということで、4というのは、白のタイルのことだから・・・」という意見が出てきて、「そうかあ、分かったよ。0は赤タイルがないと考えればすっきりするね」。このシーンは、わいわいガヤガヤの話し合いの中でなされたのではない。どの子も仲間の発言(つぶやきに近い)はしっかり聞くという姿勢ができていて、ある子どもがふと心の中に浮かんだことを口に出したら、みんながそれを聞いていてくれて、共通の課題となったシーンだ。

 このようないくつかのシーンと、研究協議で先生方が実に一人一人の生徒をとらえて発言されている姿に感服。

 全体会での教育長のお話。「ご参加の皆さん、このような子どもたちと授業をしたい、このような学校に勤めたいと思われたことと思います」そして、講師の佐藤学先生のお話。「よくここまで学校を創ってこられました。応時中は、間違いなく日本の中でもっとも誇りうる中学校の一つです」には、全面的に納得。

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 夕刻から、自宅で、11月29日の数学授業研究会で授業をされる成瀬先生と石川校長先生とで指導案検討。といっても、成瀬先生の考えが第一優先にして、前日28日の指導案検討会の進め方、当日の協議会の内容に重点を置いて検討。今日も充実した1日!!!

 明日は19時から海部地区で「学力を高める教師見聞録」と題して講演。その準備。


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