三楽の仕事日記
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2008年02月16日(土) |
地域で子どもを育てるとは |
小牧市の「生涯学習のまちづくり出前講座」に講師登録しているので、時々、落語講座の依頼をいただく。今日は、寺浦子ども会から依頼あり。着物、座布団をもって会場へ。
聞き手は、この4月に「子ども会」に入会する小さい子どもから、6年生までの40人ほど。まずは簡単に想像力クイズ。扇子と手ぬぐいをもって、墨をすって紙に名前を書いているところ、うどんを食べているところを演技。子どもたち、無事、正解。次に一分線香即席噺、たとえば、「鳩が何か落としていったよ」「ふ〜ん」は、まったく笑いなし(泣)。めげずに解説。例によって、「パンツ破れた」「またか」は、「パンツ破れた」で笑いがあって、オチでなし(泣)。めげずに、「寿限無」へ。「一緒に言ってみましょう」と投げ掛けると、みなさん、揃って、「寿限無、寿限無・・・」。感度良好。気を取り直して、本題へ。またもや苦戦。泣いているところは、こちらが泣きたくなるほど。もう一度、気を取り直して、「動物園」。これは、ほぼ全編にわたって、笑いをきっちり生む。「やったぜ!」ところが、最後のオチは、シ〜ン。めげずに解説。「ライオンさんは何だったのでしょう」「人」「はい、正解。分かっているなら笑って」(笑)。
戦いを終えて(笑)、着替え。世話人のお母さん方に「こうした会の運営も大変でしょう」とお話しすると、「そうですが、私も子どものころにこうしてもらったのでね。誰かがお世話しなくてはね」と一言。「自分が子どものころ、大人に世話してもらったのだから」。貴重な言葉だ。ある方に「地域で子どもを育てるって、どういうことだと思いますか」と聞いたところ、「かかわること」という言葉が返ってきた。「子どものころに、大人にかかわってもらったので、今度は自分がかかわる番なのだ」。子どもたちが、将来、こんな感覚を持てるように、子どもにかかわっていきたい。久々の高座は苦しかったけれど、良い気分になれた。引き受けてよかった。
午後は、県庁へ。本日5時にアップされた「新学習指導要領案」や「関連資料」をすべて印刷。綴じ。改訂のポイント等など、分かりやすい資料提供がある。これまでは周知がしっかりできていなかったという反省にたってのことなのか。いずれにしてもありがたい。
各社一斉にとりあげている新学習指導要領。中日新聞は「改定」という文言を使っている。その他の新聞社は「改訂」。本家本元の文部科学省は「改訂」。中日新聞の間違いだと思うが、明治図書の樋口さんのブログを思い出す。「改定」は「改めて定めること」。「改訂」は「改めて訂正すること」。文部科学省は日ごろ反省しないから、「かいてい」は「改定」じゃないか。「改訂」は、若干の反省の気持ちが含まれているとのこと。樋口さんらしい。
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