三楽の仕事日記
DiaryINDEXpastwill


2007年10月08日(月) 教師力アップセミナー 野口芳宏先生から学ぶ

 教師力アップセミナー野口芳宏先生の日。午前中は、「PISA型読解力の克服」をテーマに、教育勅語を教材にした模擬授業。「私の授業は気は抜けない。へとへとになる。だから休み時間が楽しみになる。」と言われる通りのm模擬授業。緊張感漂う会場。野口先生の一言も聞き漏らすまいという必死の参加者。模擬授業の間には、野口授業論もしっかりと伝授。

 1時間の休憩後、実践発表。応時中の栗木先生にお願いをして「学びの共同体型国語授業」を発表していただき、野口先生にコメントをいただこうという企画。10月5日に実践されたばかりの国語授業をビデオで再現。体育館で200名近くの参観者が見る中での国語授業。生徒は大舞台でもたじろぐことなく発言。しかし、栗木先生本来の授業がなかなか展開できないという状況の授業。

 その実践を見た野口先生。率直な感想を求められると、「う〜む」と声を上げながら、「次は『人生のバトンパス』という話をしようと思っていたんだけど、この授業を見たら、国語授業論を話したくなってしまったよ」と提案。会場の賛同もあって、急遽、予定変更。正直なところ、あの野口先生の表情を見たら、予定の講演を聞きたいとは誰も言い出せない雰囲気。

 こうした急遽の変更は、この企画を大西さんと考えたときに、実はひょっとしたら・・・と頭に浮かんだこと。佐藤学さんが提言される「学びの共同体」を野口先生がどう思ってみえるのかが知りたくて提案したプログラム。佐藤学先生と野口先生の間にはあまりにも距離がありすぎて、直接討論するような企画はだれもやらないだろうから、それならと浮かんだ企画。

 佐藤学理論に対しての歯に衣着せぬ野口先生の話を聞きながら、本当にさまざまなことが頭の中を駆け回った。とてもここにも書くことができない。授業について深く、深く、深く、深く、考えさせてもらえた2時間だった。機会があれば、すべての子どもが学んでいるといっても間違いない応時中の現実を皆さんに見てもらうといいと思いながら、気持ちを落ち着かせていた。

 セミナー終了後は、久しぶりに野口先生を囲んで懇親会。それぞれの自己紹介へのコメントも、記録しておきたい野口節の連続。ここだけの話もたっぷり聞けて、幸せな2時間。

 実に濃密な三連休。体はへとへとだけど、興奮状態は続いたまま。


2006年10月08日(日) 第5回いきいき寄席
2005年10月08日(土) 東京へプロジェクト会議
2004年10月08日(金) 元吉原小視察
2003年10月08日(水) ひさびさの教頭会議