三楽の仕事日記
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2007年01月18日(木) 岳陽中公開授業へ参加

 1日休みをもらう。6時20分ごろ家を出て「こだま」で名古屋→新富士。岳陽中へ。受付で校長室へと声をかけられて、びっくり。小牧の教育長も参加されているし、小牧市内校長という僕の立場を配慮していただいてのこと。気恥ずかしさを感じつつ校長室へ。

 校長室では富士市教育長のお話を聞くことができた。富士市教育長も実にエネルギッシュな方で、次から次へ打たれた教育行政のお話はとても心躍った。

 3時限目、4時限目は芦沢校長に案内していただき、多くの授業を見せてもらった。どの学級でも子どもが4人グループになって学びあっている姿を見ることができた。「一人残らず授業に参加させるのだ」という大方針がしっかりと貫かれていることを目の当たりにした。「全員参加」と簡単に言うけど、やっぱりすごいことだ。

 午後は体育館での公開授業。300人を超える参観者で、人垣が二重、三重にできた会場での社会科授業。しかし教師や子どもに妙な気負いはなく、日常の教室風景を見せていたのもさすが。

 続いて研究協議。ここのスタイルは、参加者は岳陽中の先生方の授業検討会を参観して学ぶというもの。佐藤学理論での検討会なので、激しいやりとりがあるわけではない。それぞれの教師が子どもの姿を語りながら、自身の考えを述べていく。「なるほど!そういう子どもの様子があったのなら仕方ない」と授業者も納得できる話し合いが続く。事実で語るので柔らかい口調でも、伝わる率は高いと見た。

 協議中に岳陽中の先生方からよく出てきた言葉に「つなぎ言葉」があった。かなりの授業を見せてもらって、子どもの姿に感動しながらも欠けていると思っていたことは、教師の「つなぎ言葉」である。集団追究における教師のつなぎ言葉!野口流に言えば「受けの技術」。「あの子どもの言葉なら、僕ならこうつなぐのに」と思ったシーンがいくつかあった。岳陽中の多くの先生方がつなぎ言葉の大切さに気づいているということだ。だけどなかなかうまくいかない。その気持ちもよく分かる。

 元岳陽中校長の佐藤雅彰先生の講演。これまで幾度も聞いているが、やはり現場で佐藤学理論の具現化をさせた人だ。主張がぶれない。具体的。説得力がある。今日もいっぱいメモをした。本校の授業づくりに生かしたい。

 帰路の新幹線では教育長とご一緒。話題は読書や図書館の話、学びノートの今後など。刺激をいただき、帰りには本屋に寄って帰宅。


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