全てフィクションです 【父との秘密】コンパニオン - 2002年07月10日(水)先輩の説明を要約すると、 会社の飲み会などのホステス役のような物だと分かった。 お酒を作ったり、お話したり、そんなものだ。 あたしの他にも初めて来た人がいて、一緒に別室に通された。 そこで簡単なルールや説明を受ける。 水割りの作り方などもここで教えてくれた。 着替えて仕度の出来た一行が、徒歩で現地へ向かった。 場所はその事務所から歩いてすぐだった。 到着するとそこはどこかの会社の何かの飲み会だった。 どういう人のどういう集まりなのかは、あたしは知らなくていい。 ただ、お喋りしてサービスするだけでいい。 事務所のルールを守って適当に酔っ払いの相手をして、 あとは時間が経つのを待てばいい。 一度やってしまえば、あとは楽だった。 女の体を使う水商売よりは時給は安かったが、 普通にアルバイトを探すよりもずっと収入は良かったし簡単だった。 女同士での確執や厳しい事務所の規律など、面倒な事もあったが 子供っぽいあたしを苛めようとする女の子はいなかったので助かった。 (実際子供だったのだけど) こうして、あたしは週に数回このアルバイトをする事になり 遊ぶ金には困らなくなった。 そうなるともう家には時々しか帰らない。 たまに家で寝るくらいになってしまった。 -
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